男子テニスのロレックス・上海マスターズ(中国/上海、ハード、ATP1000)は7日、シングルス2回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク236位のS・ワウリンカ(スイス)は第28シードのF・コボッリ(イタリア)に7-6 (8-6), 6-7 (4-7), 3-6の逆転で敗れ2回戦敗退となった。この試合のファイナルセットでスコアのミスを選手も審判も気づかない衝撃的な場面があった。
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この試合、大接戦の第1セットをタイブレークの末に獲得したワウリンカだったが、第2セットはタイブレークを落とし1セットオールでファイナルセットに突入する。
迎えたファイナルセット、ワウリンカのサービスゲームとなった第2ゲーム、ワウリンカは1ポイント目を強烈なサービスで獲得し主審は15-0とコールした。
しかし、スコアが表示されず主審はトランシーバーで連絡。この際に誤って1ポイント目がコボッリのポイントであったと伝えた。
しかし、このミスに誰も気づかないまま試合は進行。次のポイントをコボッリが獲得すると、実際には15-15であったにも関わらず、審判は0-30とコール。プレーしている選手やコーチもこれに気付かずそのままゲームは進み、このゲームでコボッリがブレークに成功した。
結局、その後両者にブレークは生まれず、このスコアミスから生まれたブレークがこのセット唯一のブレークとなり、コボッリが勝利した。
勝利したコボッリは3回戦で第4シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。ジョコビッチは2回戦で世界ランク43位のA・ミケルセン(アメリカ)を下しての勝ち上がり。
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