土居美咲、思わぬ形で本戦入り

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会見での土居美咲
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女子テニスの東レ パン パシフィック オープンテニストーナメント 2023(日本/東京、ハード、WTA500)は22日、シングルス予選1回戦が行われ、予選第7シードで世界ランク329位の土居美咲が同942位の松田鈴子を6-3, 6-0のストレートで撃破。予選決勝で対戦予定だった同73位のA・クルーガー(アメリカ)が本戦出場選手に欠場者が出たため本戦入り。土居は予選決勝の対戦相手がいない事態となり思わぬ形で本戦入りを果たした。

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同大会での現役引退を表明している32歳の土居。2015年10月にはBGL・BNPパリバ・ルクセンブルグ・オープン(ルクセンブルグ、 ハード)でツアー制覇を達成し、2016年10月に自己最高となる世界ランク30位を記録した。しかし、今年は腰の負傷などもあり出場大会も限られていたなか、東レ パン パシフィック オープンテニストーナメント 2023が現役最後の大会となると発表した。

松田とは初の顔合わせとなった予選1回戦、土居はファーストサービスが入ったときに85パーセントの高い確率でポイントを獲得。第1セット、終盤でブレークに成功し先取すると第2セットをベーグルで制し、1時間7分で勝利した。

試合後の会見で土居は「うれしいですね。お客さんも沢山入りスポットライトを浴びていて良い感じだなと思いました。こうやって声援を受けながら戦えるというのはすごいうれしかったです」とコメント。

試合に関しては「意外とやりづらかったです。球のタイミングが中々合いづらくて難しい部分もありました。ただ、できる中で修正をしてスコア的にも終われたので良かったなと思います」と明かした。

勝利した土居は予選決勝で第1シードのクルーガーと対戦する予定だったが、同選手が本戦出場選手に欠場者が出たため本戦入り。公開された予選の組み合わせでクルーガーは1回戦免除となっており、同選手が本戦入りしたことで土居の対戦相手がいない事態となり思わぬ形で本戦入りを決めた。

そのことを試合終了後に知らされたことを土居が明かしており「試合が終わった後に本戦に入ったよと言われて、私は“えっ、どういうこと”となりました。こんなことは今までなかったです。本戦では確実に強い選手と当たるので楽しみです」と語った。




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(2023年9月23日17時25分)
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