女子テニスのストラスブール国際(フランス/ストラスブール、レッドクレー、WTA250)は25日にシングルス準々決勝が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している元世界ランク3位のE・スイトリナ(ウクライナ)が第6シードのV・グラシェバ(フランス)を6-3, 6-4のストレートで破った。昨年3月から約1年間、出産のためツアーを離れていたスイトリナはツアーレベルで復帰後初のベスト4進出となった。
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シングルスキャリアで16個のトロフィーを獲得し、四大大会では2019年のウインブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)と全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)でベスト4入りを果たしている28歳のスイトリナ。
昨年10月に男子テニスのG・モンフィス(フランス)との間に第一子を出産。その後、復帰に向けトレーニングを続けたスイトリナは今年4月に約1年ぶりに復帰を果たした。
復帰後はなかなか勝利を挙げられずにいたものの、今月行われたツアー下部大会のオープン・エムロード・ ソレイル ・ド・ サン・マロ(フランス/サン・マロ、レッドクレー、WTA125)でベスト4に進出し復調の兆しを見せていた。
今大会、1回戦で世界ランク242位のL・チリコ(アメリカ)相手に復帰後ツアーレベルで初の白星を挙げると、2回戦は同858位のE・ルーリフ(ニュージーランド)の試合前棄権で準々決勝に駒を進めた。
この試合の第1セット、スイトリナはファーストサービス時にポイントを92パーセントという高い確率で獲得し、グラシェバにブレークポイントを与えないプレーを見せる。リターンゲームでは第7ゲームと第9ゲームで立て続けにブレークに成功し先行する。
続く第2セット、両者1度ずつブレークを奪い迎えた第10ゲームでスイトリナはマッチポイントとなるブレークポイントを握り、これを決め切ったスイトリナが産休から復帰後約2ヵ月でツアーレベル初のベスト4進出を決めた。
勝利したスイトリナは準決勝で世界ランク122位のC・ブレル(フランス)と対戦する。
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