ディミ、ボールガールを助ける

ゲッティイメージズ
グリゴール・ディミトロフ
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は14日、シングルス準々決勝が行われ、第23シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)が第8シードのH・フルカチュ(ポーランド)を3-6,6-4,7-6 (7-2)の逆転で破ってベスト4進出を果たした。そして、ディミトロフの試合中の行動に注目が集まっている。

>>BNPパリバOP男女シングルス組み合わせ<<

この試合の第1セット、フルカチュにファーストサービスが入った時に92パーセントの高い確率でポイントを決められたディミトロフ。1度もブレークチャンスを掴めず先行される。

そして、第2セットの5-4の場面で、フルカチュが打ったサーブがコート後ろのパネルの下に入ってしまい15歳のボールガール、ハンナ・マールハウズがそれを回収できなかった。そこでディミトロフはプレーを中断。パネルの下からボールを取り出すとスタジアム1の観客は彼の行動を称賛した。

その後、第2セットで2度のブレークに成功しセットカウント1-1に追いついたディミトロフがファイナルセットをタイブレークの末に制し、2時間37分で勝利した。

男子プロテニス協会のATPはボールガールを務めたマールハウズのコメントを掲載し「かっこよかった。私は恥ずかしかったけど。パネルの下にはまってしまったの。でも、彼はただ『僕が取るよ』と言ってくれたわ」と語った。

勝利した準決勝では第21シードのC・ノリー(イギリス)と対戦する。ノリーは準々決勝で第11シードのD・シュワルツマン(アルゼンチン)をストレートで下しての勝ち上がり。




>>ディミトロフがボールを拾ったシーン<<

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(2021年10月15日15時31分)
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