元複3位キング 1年越しの引退

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現役引退を発表したキング
画像提供:ゲッティイメージズ

女子テニスでダブルス元世界ランク3位のV・キング(アメリカ)は6日にツイッターを更新し、同日をもって現役を引退すると発表した。

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ダブルスキャリアで15個のタイトルを獲得してきた32歳のキングは、昨年2月にツイッター上で、数年間苦しんできた足首の負傷の影響により同年4月のボルボ・カー・オープン(アメリカ/チャールストン、クレー、プレミア)を最後に現役を退く意向を示していた。

しかし、新型コロナウイルスが感染拡大し同大会の中止が決定。中止が決まった直後にキングは、インスタグラムで戦わずに現役を引退することを報告していた。

今シーズンは各地でツアーが再開されるなか、今週2年ぶりの開幕を果たしたボルボ・カー・オープンに、キングはキャリア最後の大会と位置づけY・シュウェドワ(カザフスタン)とのペアで出場。6日に1回戦を戦い第4シードのA・グアラチ(チリ)/ D・クラウチェク(アメリカ)組にストレートで敗れた。

この試合が約1年越しの現役ラストマッチとなったキングはツイッターを更新して思いを綴った。

「これが私のプロテニス人生最後のお別れ。テニスが自分に与えてくれたこと、自分自身をどうかたち作ったか、自分をどんな風にバラバラにしてそしてどんな風に再び引き戻してくれたかを言葉で表すことはできない。決まり文句だけど、本当に感謝している。これまでの年月、涙、自分の味方になり支えてくれた人たちへ感謝したい。何も変わらないかもしれないけど、この経験が自分をより良い人間として成長する手助けになってきたんだと願う」

「いつも自分のためにそばにいてくれた家族に感謝したい。マインディ、イヴァーナ、フィリップ、ツアーに帯同して未知の領域に行った自分をサポートしてくれた。両親にも、この性格や精神力の基礎を与えてくれて、そして何事にもめげず立ち直り自分のことは自分でこなせるように教育してくれたことに感謝している。多くの影響力のあるコーチと出会い、その中でも最も影響力が強かったのがレイ・ラッフェルズとタリク・ベンハビルス。二人は全く違うコーチとしての理論を持っていたけど、最も重要だったのは自分自身でも自分が信じられない時なんかでも100パーセント私を信じてくれていた」

「ツアーの中の友人にも、笑顔になる理由を与えてくれ、プロとしての人生の難しさを理解してくれたことに感謝している。世界各地の友人にも、第2の故郷を与えてくれたことに感謝している。次の人生に何が起こるか楽しみ。それまでのしばらくの間、ワインでも楽しむかも知れない」



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(2021年4月7日16時49分)
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