男子テニスで世界ランク４１位の錦織圭は４日に都内でオンライン記者会見を行い、負傷した右肩の状態について「まだ完全ではない。リハビリを重点的にやって、来年には完璧になると思います」と語った。

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錦織は会見で「肩を痛めてからサーブ系は休んで、今もほとんど打てていない状態です。（コーチである）マックスたちと１、２週間アメリカで練習はしました。日本に来てからはあまり練習していないですが、この後アメリカに戻ってしっかり練習したい」と述べた。

「サーブは改善したいです。肩を痛めた原因は体にもあったけど、サーブのフォームにもあったと思うので、そこは変えたいです。今年は試合数が少なかったので、準備ができていなかった。来年は１試合でも多く出て感覚を取り戻していきたいです」

「（３０歳を超えても）まだ直すところは多いので、まだまだいけるなというか、楽しみな部分はあります。新たな目標をたくさん掲げて達成したいなと思います」

錦織は昨年の全米オープン（アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム）後に右ひじのけがにより戦線を離脱。さらに８月には自身が新型コロナウイルスの陽性になったことを明かし、復帰が遅れることとなった。

９月のジェネラリ・オープン（オーストリア/キッツビュール、レッドクレー、ATP250）で約１年ぶりにツアーに参戦した錦織だったが、同月末に行われた全仏オープン（フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム）２回戦敗退後の会見では「肩は若干心配です。結構痛みが出始めて、ちょっとサーブがきつかった」とコメント。その後も欠場を繰り返し、１０月２８日に今シーズンの終了を発表していた。

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