車いすテニス競技のNTCに有明テニスの森公園「実家のような存在に」

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帰国したばかりの上地結衣も参加した
画像提供:tennis365.net

日本車いすテニス協会(JWTA)は7月15日、有明テニスの森公園(東京都江東区)が車いすテニス競技のナショナルトレーニングセンター(NTC)競技別強化拠点施設に指定されたことを受け、記者会見を開いた。

川廷尚弘会長は指定のいきさつについて「パリパラリンピックの成果を一区切りにせず、2028年ロサンゼルス大会やその先の未来へ向け、基盤を再構築する必要があると考えた」と説明。

そのうえで最大の目的を「強化のカルチャー作り」とし、これまでの合宿中心から日常的かつ継続的なサポートが不可欠と判断したという。アクセスに優れた有明を拠点に、指導や体のケアを日常的に受けられる環境を整えていく構えだ。

佐藤慶ハイパフォーマンスディレクターは、新拠点が目指す姿を「強化指定選手の実家のような存在」と表現。具体的施策として、少人数での専門的な練習会を定期開催する「合同型の強化」と、個々の課題に応じた技術指導やケアを定常的に受けられる「個別型の強化」の2本柱を掲げた。

JWTA外部アドバイザーの国枝慎吾氏も、新拠点に大きな期待を寄せた。日常性やアクセスに加え、「次世代の育成」の意義を強調。若手選手がトレーニングでき、経験豊かなコーチらの知識を伝える場ができることを「一番のメリット」と語った。

先のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)を制し、生涯ゴールデンスラム(四大大会とパラリンピック全制覇)を達成した上地結衣は、現役選手の立場から新拠点を歓迎。海外ツアーの合間に帰国した際、羽田空港に近い有明で練習できる環境は「どの選手にとっても実家のような存在になれる」と期待する。

さらに、海外強豪国のようにカテゴリーの隔てなく練習する重要性に触れ「新しい選手が出てきた際には、自分も一緒にコートに立ってサポートしたい」と、次世代を支える覚悟を示した。

川廷会長は会見の中で、前強化拠点であった福岡県飯塚市に対し「長年の多大なるご支援に心より感謝申し上げる」と謝意を表明。同市で長年開催されている飯塚国際車いすテニス大会については、今後も可能な限り応援し継続を願うとした。


(写真)左から上地結衣、佐藤慶ハイパフォーマンスディレクター、川廷尚弘会長、国枝慎吾氏


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(2026年7月15日17時22分)
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