26日に開幕するテニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)に昨年女王として出場する第3シードの
C・ガウフ(アメリカ)が23日に記者会見に登場。試合中のビデオ判定の必要性を訴えた。
>>大坂 なおみ、ガウフら全米オープン組合せ<<20歳のガウフは昨年の全米オープンで四大大会初の優勝を経験。今大会は女王として、ディフェンディングチャンピオンとしてタイトルの防衛に挑む。記者会見に登場したガウフは意気込みなどを語るとともに、今シーズン特にコートサイドを賑わせている「誤審、ビデオ判定」問題について意見を語った。
ATPやWTAのツアーの「1000」大会、そして四大大会などの多くではコート上部のカメラ(ホークアイ)やエレクトリック・ライン・コールの進歩により、即時に正確な判断が可能に。しかし、その運用方法や、機会判定にミスが起きた場合などに発生する“人”の判断ミスなどが話題となっている。
実際に全米オープンの前哨戦とも位置付けられるシンシナティ・オープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP/WTA)では、主審判定後に選手の抗議があった際、ビデオでの再判定やポイントのやり直しなどがされず大きな問題となった。
ガウフは会見で上記の問題に言及した。
「特に四大大会と1000のトーナメントではそう(ビデオ判定が)あるべきだと思う。もちろん、すべてのレベルで実施されることを望むけど、まずは最高レベルで実施されることを望みたい。全米オープンでは昨年から導入されたけど、私は使う必要がなかった。今年は使う必要がないことを祈るわ。最悪なのは、終わった後に謝られることで、そしたら誰かが責任を負うことになる。でも、これがあると選手の不満や暴言はかなり減ると思う。楽しみね。このトーナメントだけでなく、すべてのトーナメントで広がり続けてほしい」
「ファンにとっても、自分の応援している選手が正しいのか間違っているのか、選手自身にもわからないようなことが起こっているのを目の当たりにして、これほどイライラすることはないと思うから。この技術が成長し続けることを願っている」
ガウフは今大会1回戦で世界ランク66位の
V・グラシェバ(フランス)と対戦する。
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