男子テニスの6月10日付ATP世界ランキングが更新され、前週の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で初戦突破を果たした
錦織圭が順位を64上げて286位に浮上し、2022年8月8日以来 約1年10か月ぶりにトップ300に復帰した。
>>アルカラスが初優勝 全仏OP組合せ・結果<<34歳で元世界ランク4位の錦織が全仏オープンに出場するのは2021年以来3年ぶり12度目であり、最高成績は2015年・2017年・2019年に記録したベスト8となっている。
今年3月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)以来 約2ヵ月ぶりの公式戦となった今大会にはプロテクトランキング(負傷などによる長期離脱選手の救済措置)を使用し出場した。
1回戦では予選勝者で身長203cmの
G・ディアロ(カナダ)と顔を合わせると7-5, 7-6 (7-3), 3-6, 1-6, 7-5のフルセットの末に勝利。2021年以来3年ぶり11度目の初戦突破を果たすと共に約2年9ヵ月ぶりとなった四大大会で白星を飾った。
しかし、第15シードの
B・シェルトン(アメリカ)と対戦した2回戦は雨天の影響を大きく受け中断、さらには順延も入る長期戦に。錦織は6-7 (7-9), 4-6とリードされると第2セット終了後、肩の負傷により棄権を表明した。
その錦織は今回のランキング更新で50ポイントを加算し193ポイントに。順位も前週から64上げて286位に浮上した。
なお、怪我の具合が心配される錦織は今後、6月17日開幕のテラ・ウォルトマンオープン(ドイツ/ハレ、芝、ATP500)と24日に開幕するロスシー国際(イギリス/イーストボーン、芝、ATP250)、そして7月1日開幕のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)への出場を予定している。
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