テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は29日、男子シングルス2回戦が行われ、2021年に準優勝している第9シードの
S・チチパス(ギリシャ)が世界ランク83位の
D・アルトマイアー(ドイツ)を6-3, 6-2, 6-7 (2-7), 6-4で破り、6年連続6度目の3回戦進出を果たした。試合後、チチパスは自身と同じ片手バックハンドの選手との対戦について「そういう機会はあまりない」と述べた。
>>錦織 圭vsシェルトン 1ポイント速報<<>>大坂 なおみvsシフィオンテク 1ポイント速報<<>>錦織 圭、ジョコビッチ、チチパスら全仏OP組合せ<<25歳で世界ランク9位のチチパスは今季、4月のロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)で今季初優勝を果たすとともに2022年以来2年ぶり3度目の大会制覇。続くバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)で準優勝した。
全仏オープンに出場するのは8年連続8度目であり、2021年には準優勝を飾っている。今大会では1回戦で世界ランク54位の
M・フチョビッチ(ハンガリー)を7-6 (9-7), 6-4, 6-1のストレートで下し初戦を突破した。
この日、第1・第2セットでチチパスは計27本のウィナーを決めるなど主導権を握ると3度のブレークに成功。アルトマイアーにブレークポイントを1度も与えず、セットカウント2-0と勝利に王手をかける。
勝負を決めたいチチパスだが第3セットは反撃を許しブレークポイントを握られる展開に。これを凌ぎサービスキープを続けタイブレークにもつれ込むも3度のミニブレークを許しセットカウント2ー1と追い上げを許す。
そして第4セット、第7ゲームでブレークを許したチチパスだが直後の第8ゲームでブレークバックに成功。第10ゲームで2度目のブレークを奪い、2時間43分で勝利した。
試合後の会見でチチパスは自身と同じ片手バックハンドのアルトマイアーとの対戦について「そういう機会はあまりないので、自分のテニスを味わっているような感じだった。コートをオープンにし、より多くのトップスピンを生み出す。片手バックハンドの選手と対戦するのはまた違った難しさがあるね」と語った。
「今日は素晴らしかった。セットを落としていたけどカムバックできたし、自分のテニスは本当に良かったと思う。こんなに素晴らしいテニスをプレーできて本当に楽しかったよ」
勝利したチチパスは3回戦で世界ランク44位の
ジャン・ジジェン(中国)と同49位の
L・ソネゴ(イタリア)のどちらかと対戦する。
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