女子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、WTA1000)は14日、シングルス準々決勝が行われ、第1シードの
I・シフィオンテク(ポーランド)はワイルドカード(主催者推薦)で出場した元世界ランク1位の
C・ウォズニアッキ(デンマーク)が6-4, 1-0の時点で右足の負傷により途中棄権したため3年連続3度目のベスト4進出を決めた。
>>アルカラス、シナーらBNPパリバOP組合せ<<>>シフィオンテク、ガウフらBNPパリバOP組合せ<<22歳で世界ランク1位のシフィオンテクが同大会に出場するのは4年連続4度目。2022年には優勝を飾っている。
今大会はシード勢が1回戦免除のため初戦となった2回戦で世界ランク56位の
D・コリンズ(アメリカ)、3回戦で第26シードの
L・ノスコヴァ(チェコ)、4回戦で同79位の
Y・プチンセワ(カザフスタン)を下し8強入りした。
準々決勝、出産を経て昨年に現役復帰を果たした33歳のウォズニアッキと顔を合わせたシフィオンテク。第1セット、第4ゲームで先にブレークを許しゲームカウント1-4とリードされるも第6ゲームから怒涛の5ゲーム連取で先行する。
続く第2セット、シフィオンテクが第1ゲームでいきなりブレークに成功。しかし、この時点でウォズニアッキが右脚の負傷により棄権を表明し試合は1時間5分で終了。思わぬ形で準決勝進出を決めた。
女子テニス協会のWTAは公式サイトにシフィオンテクのコメントを掲載し「彼女(ウォズニアッキ)が回復し、マイアミに間に合うことを願っている。これはベストな勝ち方とは言えないわ」と語った。
「でも、第1セットを獲得できたしプレーは良かったわ。確かにタイトだった。序盤は長いラリーが多かったから、しっかりとした準備が必要だと感じた。第1セット終盤、最後のゲームでチャンスを生かせたのでよかったと思う」
シフィオンテクは準決勝で第31シードの
M・コスチュク(ウクライナ)と対戦する。コスチュクは準々決勝で第28シードの
A・ポタポヴァを6-0, 7-5のストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第3シードの
C・ガウフ(アメリカ)と第9シードの
M・サッカリ(ギリシャ)が4強に駒を進めた。
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