男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は4日、シングルス本戦の組合せを公開。1回戦から元世界ランク1位の
R・ナダル(スペイン)と同3位の
M・ラオニッチ(カナダ)が対戦する好カードが実現した。両選手とも今大会はプロテクトランキング(負傷などによる長期離脱選手の救済制度)を使用し出場している。
>>ダニエル 太郎、ジョコビッチ、ナダルらBNPパリバOP組合せ<<>>大坂 なおみ、シフィオンテクらBNPパリバOP組合せ<<37歳のナダルは昨年1月の負傷離脱後、手術を行い2023年シーズンを欠場。今年1月のブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、ATP250)で復帰したが、その後負傷が見つかり約2ヵ月の再離脱となった。それでも今月3日、エキシビションマッチではあるものの「The Netflix Slam」(アメリカ/ラスベガス、室内ハード)に出場し世界ランク2位の
C・アルカラス(スペイン)と試合を行った。
一方、33歳のラオニッチは1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で今シーズンをスタートさせるも1回戦、セットカウント1-1で迎えた第3セットで途中棄権。
その後、今季2大会目となったABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)に出場すると1回戦でJ・デ ヨング(オランダ)、2回戦で第8シードの
A・ブブリク(カザフスタン)を下し約3年3カ月ぶりの8強入り。準々決勝では
J・シナー(イタリア)と対戦するも6-7 (4-7), 1-1の時点で途中棄権を申し入れた。
そして今回、1回戦でナダルとラオニッチが激突。過去に10度対戦しており、ナダルの8勝2敗。最後に対戦したのは2019年のレーバーカップ(ドイツ/ベルリン、ハード)ラウンドロビンであり、ナダルが6-3, 7-6 (7-1)のストレート勝ちを収めている。
なお、この試合の勝者は2回戦で第7シードの
H・ルーネ(デンマーク)と対戦する。
今大会の第1シードは
N・ジョコビッチ(セルビア)、第2シードはアルカラス、第3シードはシナー、第4シードは
D・メドベージェフ、第5シードは
A・ルブレフ、第6シードは
A・ズベレフ(ドイツ)、第8シードは
H・フルカチュ(ポーランド)。シード勢は1回戦免除のため2回戦から登場する。
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