男子テニスのドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)は1日にシングルス準決勝が行われ、第5シードの
U・アンベール(フランス)が前年王者で第1シードの
D・メドベージェフを7-5, 6-3のストレートで破り今季2度目の決勝進出を果たすとともに、ツアー6度目の優勝に王手をかけた。
>>【動画】ルブレフが線審を怒鳴りつけ失格となった衝撃の一部始終<<25歳で世界ランク18位のアンベールは同大会に初出場。1回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場した同54位の
G・モンフィス(フランス)、2回戦で同67位の
A・マレー(イギリス)、準々決勝で第3シードの
H・フルカチュ(ポーランド)を下し4強入りした。
同4位で昨年王者のメドベージェフとの顔合わせとなった準決勝、アンベールはメドベージェフから30本のウィナーを決めるなど主導権を握り相手のブレークを1度に抑えると、自身はリターンゲームで3度のブレークを奪い、1時間50分で決勝に駒を進めた。
アンベールがツアー大会の決勝に進出するのは優勝を飾った今年2月のオープン13・プロヴァンス(フランス/マルセイユ、室内ハード、ATP250)以来、今シーズン2度目。キャリアでは6度目の決勝進出であり、過去5度の決勝では全て勝利し優勝している。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはアンベールのコメントが掲載されている。
「今日は完璧な試合をしたよ。僕のベストマッチの1つだ。ダニール(メドベージェフ)と対戦するのは決して簡単なことではないけれど、ラリーをする準備はできていた。今年の初めにタイトルを獲得したことで、自信もあったし、コートですべてをぶつけようとしたんだ」
キャリア6勝目をかけた決勝でアンベールは第7シードの
A・ブブリク(カザフスタン)と対戦する。ブブリクは準決勝で第2シードの
A・ルブレフと対戦したが、ファイナルセット途中でルブレフが失格となり、思わぬ形で決勝に進んだ。
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