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錦織圭に並び17歳6カ月で8強

錦織圭、ジョアン・フォンセカ
錦織とフォンセカ
画像提供: ゲッティイメージズ
男子テニスのリオ・オープン(ブラジル/リオデジャネイロ、レッドクレー、ATP500)は22日、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク655位のJ・フォンセカ(ブラジル)が同88位のC・ガリン(チリ)を6-4,6-4のストレートで破り、ツアー大会初のベスト8進出を果たした。なお、17歳6カ月でのツアー大会8強入りは2000年以降では元世界ランク4位の錦織圭と並び歴代5番目の若さとなった。

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フォンセカはチャレンジャーを主戦場としている17歳で、昨年は全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)ジュニアを制覇。11月のNitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)ではC・アルカラス(スペイン)J・シナー(イタリア)D・メドベージェフらのヒッティングパートナーを務めた。

今大会は1回戦で第7シードのA・フィス(フランス)にストレート勝ちをおさめツアー本戦初勝利をあげて初戦突破している。2回戦では2021年9月にキャリアハイとなる世界ランク17位を記録したガリンと顔を合わせた。

この日、フォンセカは4本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに68パーセントの確率でポイントを獲得。ガリンに2度のブレークを許したものの、リターンゲームでは4度のブレークに成功し1時間31分で勝利した。

17歳にして身長は185㎝、恵まれた体格で四大大会ジュニアも制した大器がツアー初のベスト8に駒を進めている。

「ATP500」では2009年以降史上2番目の若さでの8強入りに。最年少記録は2014年に当時17歳のA・ズベレフ(ドイツ)がハンブルグ・ヨーロピアン・オープン(ドイツ/ハンブルグ、レッドクレー、ATP500)でマークしている。

また、2000年以降におけるツアー大会全体では錦織と並び5番目に若い準々決勝進出者となった。錦織は2007年のインディアナポリス・テニス選手権(アメリカ/インディアナポリス、ハード、ATP250)で予選を勝ち抜き本戦入りし8強入りを果たした。

【2000年以降のATPツアー最年少準々決勝進出者】

R・ナダル(スペイン) 17歳1カ月 2003年ノルデア・オープン(スウェーデン/バスタッド、レッドクレー、ATP250)
・ナダル 17歳1カ月 2003年クロアチア・オープン・ウマグ(クロアチア/ウマグ、レッドクレー、ATP250)
・ズベレフ 17歳2カ月 2014年ハンブルグ・ヨーロピアン・オープン
K・ハチャノフ 17歳4カ月 2013年VTBクレムリン・カップ(ロシア/モスクワ、室内ハード、ATP250)
・錦織 17歳6カ月 2007年インディアナポリス・テニス選手権
・フォンセカ 17歳6カ月

なお、勝利したフォンセカは準決勝で予選から出場している世界ランク113位のM・ナヴォーネ(アルゼンチン)と対戦する。ナヴォ―ネは2回戦で同56位のY・ハンフマン(ドイツ)を6-1, 6-2のストレートで下しての勝ち上がり。

同日には第2シードのC・ノリー(イギリス)や第4シードのF・セルンドロ(アルゼンチン)、第5シードのS・バエス(アルゼンチン)らが8強入りした。

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