男子テニスの最終戦Nitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)は日本時間16日(現地15日)、シングルス準決勝が行われ、第1シードの
C・アルカラス(スペイン)が第8シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)に6-2, 6-4のストレートで快勝し初の決勝進出を果たすとともに、初優勝に王手をかけた。この結果、今大会の決勝はアルカラスと第2シードの
J・シナー(イタリア)による頂上決戦となることが決まった。
>>錦織 圭 復帰戦 1ポイント速報<<>>綿貫 陽介vsイメル 決勝 1ポイント速報<<>>【組合せ・賞金一覧】アルカラス、シナーら Nitto ATPファイナルズ<<>>テニス365 運営メンバー募集中!<<同大会は今季の獲得ポイント上位8選手のみが出場できるシーズン最後の大会。4選手ずつ2グループに分かれ予選ラウンドロビン形式で争い、各グループ上位2名が準決勝に進出する。
22歳で世界ランク1位のアルカラスが同大会に出場するのは3年連続3度目。最高成績は2023年のベスト4となっていた。
今大会は予選ラウンドロビンの第1戦で第7シードの
A・デ ミノー(オーストラリア)、第2戦で第6シードの
T・フリッツ(アメリカ)、第3戦で第9シードの
L・ムセッティ(イタリア)を下し、3戦全勝で4強入りした。
25歳で世界ランク8位のオジェ アリアシムとの顔合わせとなった準決勝、アルカラスはファーストサービス時に82パーセントの確率でポイントを獲得し相手に1度もブレークを与えず、リターンゲームでは3度のブレークに成功。試合を通じて25本のウィナーを決めたアルカラスは終始主導権を握り、1時間22分で初の決勝進出を果たした。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにアルカラスのコメントを掲載している。
「コート上で何でもできると感じていた。フォアハンドのダウンザライン、ドロップショット、バックハンドのダウンザライン、何を打っても全てが決まるという確信があった。その自信が試合全体を通して助けになったと思う。彼(オジェ アリアシム)を限界まで追い込み、何か違うことをするように促した。僕も素晴らしいテニスを続けられたことを嬉しく思う」
勝利したアルカラスは決勝で第2シードのシナーと対戦する。シナーは準決勝で第7シードのデ ミノーを下しての勝ち上がり。
世界ランク1位のアルカラスと同2位のシナーは現在のテニス界を牽引しており、今季は四大大会を2勝ずつ分け合っている。対戦成績はアルカラスから10勝5敗。直近の対戦は今年9月の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)決勝で、このときはアルカラスが勝利している。
アルカラスはシナーとの決勝についてもコメントした。
「ヤニック(シナー)と対戦できて嬉しい。もし他の選手だったら正直気にしないけど本当に嬉しいんだ。彼のために試合へのアプローチも変えたいと思っている。より集中力を高め、彼に勝ち、トーナメントで優勝したいなら、自分の作戦を実行しなければならないと分かっている。僕たちは2人ともレベルを最高のところまで引き上げられると思う。それはファンや観客にとって素晴らしいことだ」
最終戦の決勝も今季のテニス界を象徴する両者による頂上決戦となり、勝負の行方に注目が集まる。
ATPツアーファイナルズ見るならU-NEXT>
■関連ニュース
・45歳で引退、最年長複世界1位記録保持・錦織 圭以来 11年ぶり2人目の記録・錦織 圭 日本で大会出場へ【選手一覧】■おすすめコンテンツ
・テニス体験レッスン受付中・無料ドロー作成ツール・世界ランキング