テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は14日に男子シングルス1回戦が行われ、ラッキールーザーで出場した世界ランク138位の
望月慎太郎は同73位の
T・マハーチ(チェコ)に5-7,1-6,5-7のストレートで敗れた。初戦敗退となったものの、試合後の会見で望月は「状態は良い」と前を向いた。
>>大坂 なおみvsガルシア 1ポイント速報<<>>西岡 良仁、ダニエル 太郎、綿貫 陽介、望月 慎太郎ら全豪オープン組合せ<<>>大坂 なおみら全豪オープン組合せ<<20歳の望月が全豪オープンに出場するのは今回が初。
今大会は予選に第27シードとして出場すると、予選1回戦で同152位のN・モレノ・デ・アルボラン(アメリカ)、予選2回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場した同260位のT・シュールケート(オーストラリア)を下し予選決勝に駒を進めたものの、12日に行われた予選決勝で予選第7シードの
A・コバチェビッチ(アメリカ)に逆転で敗れ予選突破とはならなかった。
しかし、本戦に欠場者が出たため望月はラッキールーザーとして本戦出場を決めた。
迎えた1回戦の第1セット、互いにサービスゲームのキープを続けるなか、5-6となった第12ゲームで望月はブレークを許し第1セットを落とす。第2セット、マハーチの勢いを止めることができなかった望月は、中盤5ゲームを連取されセットカウント0-2と崖っぷちに追い込まれる。
第3セット、望月はドロップショットやサーブ&ボレーを駆使し流れを変えようと試みるが、ミスもあり苛立つ。第1ゲームのサービスゲームではチャンスを決め切れずラケットを叩きつける場面もあった。第1ゲームをキープした望月だったが、第5ゲームで強烈なリターンから失点し、このセットも先にブレークを許してしまう。第6ゲームではスマッシュを決めこの試合初のブレークに成功した望月だったが、第11ゲームでこのセット2度目のブレークを奪われ2時間30分で力尽きた。
試合後、会見に登場した望月は試合を振り返った。
「試合はとてもタフでした。同じクラブで少しだけ練習したことがあったのでマハーチのことは知っていました。なのでタフな試合になるとわかっていました。でも同時に、勝つチャンスがあることもわかっていました。でも残念ながら第2セットと第3セットで少ないチャンスを獲得することができなかったのが敗因だと思います」
「でも状態は良いです。良いレベルでプレー出来ています。大事なポイントを獲得できませんでしたが、全体的には新しいシーズンの良いスタートになったと思います」
また、初挑戦となった今回の全豪オープン全体の結果についても前向きにとらえた。
「あんまり気にしすぎたくはないというか、今シーズンはまだ始まったばかりですし、自分のテニスのレベル的には、満足は一生多分できないと思いますけど、本当にトップの選手(とのプレー)だったり、練習だったりをしていても、やれているなっていうふうには感じています。そこは1年通してやり続ければ、どう結果が現れるかわからないですけど、本当に自分を信じて、やり続けるだけだと思うので、(今大会は)一つの思い出として、また全豪に挑戦したいなというふうに思います」
一方、勝利した23歳のマハーチは2022年以来2年ぶり3度目の全豪オープン初戦突破。2回戦では第17シードの
F・ティアフォー(アメリカ)と同39位の
B・チョリッチ(クロアチア)のどちらかと対戦する。
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