女子テニスのブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、WTA500)は3日、シングルス2回戦が行われ、第16シードの
Ka・プリスコバ(チェコ)がワイルドカード(主催者推薦)で出場した元世界ランク1位の
大坂なおみを3-6,7-6 (7-4),6-4の逆転で破り、今季初戦で白星をあげるとともに、ベスト16進出を果たした。
>>ナダルらブリスベン国際の組合せ<<>>大坂 なおみ出場 サバレンカらブリスベン国際の組合せ<<シード勢は1回戦免除のため、この試合が2024年シーズン初戦となった元世界ランク1位のプリスコバ。相手はこの大会で約1年3ヵ月ぶりにツアー復帰を飾った大坂となり、元世界ランク1位同士の戦いに注目が集まった。
試合は互いにミスが少なくウィナーを決め合う展開に。プリスコバは第1セットを落としたものの、第2セットはタイブレークの末に奪取。ファイナルセットでは序盤に奪ったブレークを守り切り、2時間14分の熱戦を制した。試合を通してプリスコバは47本のウィナーを記録。大坂にも40本のウィナーを決められたものの、押し切った。
試合後のオンコートインタビューでプリスコバは「ここで勝利できてうれしい。集中力が勝敗を分けたと思う。練習はいくらでもできるけど、本番はまた違う。1ゲームだけサーブの集中力が切れたときがあったけど、最後までやり遂げることができた。シーズンのスタートは重要だし、そこで良いプレーができた。改善すべき点はもちろんあるけど、ひとまず良いスタートが切れた」と語った。
3回戦で第3シードの
J・オスタペンコ(ラトビア)と世界ランク55位の
C・ジョルジ(イタリア)のどちらかと対戦する。
一方、敗れた大坂は昨年7月の出産後、約6ヵ月でのツアーを戦ったが、1回戦で世界ランク84位の
T・コルパッチ(ドイツ)にストレートで勝利し復帰への第一歩を歩み始めた。今後は14日に開幕する全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)に出場する。
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