女子テニス協会のWTA公式サイトは11日、2023年のWTAアワードの受賞者を発表。最も成長した選手におくられる「モースト・インプルーブド・プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」は世界ランク15位の
ジャン・チンウェン(中国)が受賞した。アジア人選手が同賞を受賞するのは1992年の
伊達公子以来31年ぶり史上2人目の快挙となった。
21歳のジャンは2022年に世界ランキングを126位から25位に急上昇させると、今年はツアー初優勝を含む2勝を挙げるなどさらなる活躍をみせ、世界ランキングもキャリアハイの15位でシーズンを終えた。
また、ジャンは9月の第19回アジア競技大会のテニス部門(中国/杭州、ハード)の女子シングルスで金メダルも獲得している。
これらの活躍の結果、今回アジア人選手としては伊達以来史上2人目となる「モースト・インプルーブド・プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。
なお、1992年の伊達は21歳でツアー初優勝を達成。4月に世界ランキングで17位を記録しトップ20デビューを果たした。四大大会では全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で16強入り。シーズンを世界ランク21位で締めくくり、同賞をアジア人選手として初めて受賞。その後のさらなる飛躍を予感させる1年を過ごした。
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