10月24日から25日にかけてメキシコのアカプルコ近辺で発生したハリケーン「オーティス」の影響で男子テニスのアビエルト・メキシカーノ・テルセル・HSBC(メキシコ/アカプルコ、ハード、ATP500)のスタジアムが倒壊。トーナメント主催者は現在街の復興活動を支援するための募金活動を開始している。
>>綿貫 陽介ら四日市CH組合せ<<先月襲ったハリケーンは1から5まである国際基準で最大の5を記録。最大風速は時速70キロ以上とされ、ビーチなどが観光資源であるアカプルコは甚大な被害となった。
被害から約1ヵ月経った現在も復興活動はままならず、大きな爪痕を残したまま少しずつ作業を進めている段階だ。
アビエルト・メキシカーノ・テルセル・HSBCもスタジアムが破壊されたほか、アウトドアコートも利用が不可能な状態になったが、まずは街全体の復興を呼びかけ、全世界に募金を呼び掛けている。
同大会に毎年出場し2021年には優勝を飾っている世界ランク7位の
A・ズベレフ(ドイツ)は「アカプルコの美しい街を再建するために、そしてアカプルコの人々を助けるために、寄付をしてください。この美しい場所を再建しよう」とコメント。
また、過去に出場経験のある
S・チチパス(ギリシャ)や、2014年大会の王者である
G・ディミトロフ(ブルガリア)らも声明を発表した。
チチパス:「この自然災害は危機的状況を生み出しており、アカプルコは皆さんの助けを必要としています。大会はこの街全体を復興させようと先導しています。皆さんの努力に感謝しています」
ディミトロフ:「ハリケーン・オーティスの被害を目の当たりにするのは、とてもとても大変なことだ。アカプルコは大好きな大会のひとつで、優勝したこともある。みんなが苦しんでいるのを見て、とても悲しい」
2024年シーズンの同大会は2月26日から予定されているが、現時点で開催可否は不透明な状況となっている。
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