男子テニスのモゼール・オープン(フランス/メス、ハード、ATP250)は11日、シングルス決勝が行われ、第4シードの
U・アンベール(フランス)が世界ランク63位の
A・シェフチェンコ(カザフスタン)を6-3, 6-3のストレートで破り、今シーズンツアー初優勝をあげた。
>>ダニエルら松山チャレンジャー組み合わせ<<>>ダニエル 太郎 松山チャレンジャー決勝 1ポイント速報<<2020年に2勝、2021年には6月のノベンティ・オープン(ドイツ/ハレ、芝、ATP500)で
A・ルブレフを下しツアー3勝目をあげていたアンベール。昨年から今季にかけては負傷などもありタイトル獲得こそなかったが、今年9月のチャイナ・オープン(中国/北京、ハード、ATP500)と10月のロレックス・上海・マスターズ(中国/上海、ハード、ATP1000)で8強入りすると、スイス・インドア・バーゼル(スイス/バーゼル、室内ハード、ATP500)ではベスト4進出した。
その好成績の影響で今月には自己最高となる世界ランク23位を記録した。
地元のメス出身のアンベールは今大会、友人や家族に見守られながら躍動。初戦の2回戦で世界ランク95位の
D・ティーム(オーストリア)、準々決勝で同176位のH・マヨ(フランス)、準決勝で元世界ランク9位の
F・フォニーニ(イタリア)を破り決勝に駒を進めた。
決勝戦、アンベールは初タイトルを狙うシェフチェンコに対し4本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに86パーセントの高い確率でポイントを獲得。1度もブレークを許さないプレーを見せると、リターンゲームでは7度のブレークチャンスを創出し3度のブレークに成功。1時間7分で快勝し、観客と優勝を喜んだ。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはアンベールのコメントが掲載されている。
「この大会で優勝するのは小さいころからの夢だったんだ。本当に素晴らしいよ。言葉では言い表せないくらいいろんな思いがあるんだ。地元で、家族の前で優勝できるなんて信じられない。こんな風に終われるなんて、本当に素晴らしい気分だよ」
25歳のアンベールは今回の優勝で世界ランクも初のトップ20入りすることが確実に。フランス人男子で世界ランク20位以内に入るのは2022年8月の
G・モンフィス(フランス)以来 1年3ヵ月ぶりとなる。
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