男子プロテニス協会のATPは5日に公式サイトで世界ランク3位の
D・メドベージェフのコメントを掲載。12日に開幕する最終戦Nitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)に向けて「今年こそはもっと上を目指したい」と明かした。
>>ダニエル 太郎、望月 慎太郎ら松山CH組合せ<<27歳のメドベージェフが最終戦Nitto ATPファイナルズに出場するのは5年連続5度目。初出場となった2019年は予選3試合全敗を喫したものの2020年に優勝、2021年に準優勝を果たしている。
昨年大会では3試合すべてでフルセットにもつれ込むも白星を挙げれず敗退。今大会で優勝した2020年を再現できる可能性があるかについて問われ「2020年は昨年大会で3連敗を喫していたので、プレッシャーは少しは軽減されていると感じた。しかし同時に、テニスはとても循環的なものだと言えるよ」と語った。
「去年、僕は3試合で負けたけど、そのうちの3試合はタイブレークでの僅差だった。2試合ではサービング・フォー・ザ・マッチがあったしね。だから、今年こそはもっと上を目指したい。何年か前に優勝したときもそうだった。だから、同じストーリーになることを期待しよう」
メドベージェフは今季、2月のABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)で初優勝を飾ると3週連続で優勝。その後、4月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)と5月のBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)も制し5度のタイトルを獲得した。
「さまざまなレベルで素晴らしいシーズンを過ごしてきたが、ATP500の大会はかなり素晴らしかった。多くのポイントを獲得し、偉大な選手たちから良い勝利を収めた。ロッテルダムとドバイで優勝でき、今年を非常に力強くスタートできた。そのおかげで他の選手たちと大きな差が開いた」
また、最終戦についてメドベージェフは「この大会では試合に負けても2度目のチャンスが訪れる。テニスではこの大会以外にそんなことは起こらない。試合に参加したら負けないよう努力し、可能な限りすべての試合に勝てるようにする。もし最初の試合で負けたとしても、その後は全て勝ったということは歴史上あった。それがこの大会を特別なものにしているんだ」と述べた。
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