男子テニスのロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)は3日、シングルス準々決勝が行われ、第7シードの
S・チチパス(ギリシャ)が第16シードの
K・ハチャノフを6-3, 6-4のストレートで破り、キャリア通算300勝目を挙げると共に2年連続2度目のベスト4進出を果たした。
>>ジョコらパリマスターズ組合せ<<世界ランク6位で25歳のチチパスは今大会、初戦となった2回戦で世界ランク19位の
F・オジェ アリアシム(カナダ)、3回戦で第10シードの
A・ズベレフ(ドイツ)を下し8強入り。この結果、12日に開幕する最終戦Nitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)に5年連続5度目の出場を決めている。
そして準々決勝、第1セットでは1度もブレークチャンスを与えなかったチチパスは第4ゲームでブレークに成功。サービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲームではフォアハンドウイナーを決めキープし先行する。
続く第2セット、第1ゲームで40-0とブレークチャンスを握ったチチパス。最後は強烈なバックハンドウイナーを決めてブレークに成功する。その後、第6ゲームでブレークバックを許したものの第9ゲームで2度目のブレークを奪い1時間20分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにチチパスのコメントを掲載し「うまくいっているよ。プレーのバリエーションが豊富で、多様性があるのはいいことだと思う。自分のプレーを成長させ続けるチャンスだと思うし、これから起こる多くの試合を前向きにとらえ、自分にやってくる一瞬一瞬に感謝し続けるよ」と語った。
勝利したチチパスは準決勝で世界ランク17位の
G・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦する。ディミトロフは準々決勝で第11シードの
H・フルカチュ(ポーランド)を6-1, 4-6, 6-4のフルセットで下しての勝ち上がり。
同日には第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と第5シードの
A・ルブレフが4強に駒を進めた。
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