テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は29日に男子シングルス1回戦が行われ、19歳で世界ランク48位の
A・フィス(フランス)が第24シードの
T・フリークスポール(オランダ)を4-6, 6-3, 5-7, 6-4, 7-5のフルセットで破り、大会初出場で初白星を挙げた。この試合でフィスは脚を痙攣し、治療を受けるためプレーせずに相手に1ゲームを与えた。
>>アルカラス、ジョコビッチら全米OP組み合わせ<<フィスは今年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で四大大会本戦デビューを果たすと、先月のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)にも出場。いずれも初戦で敗れたものの、着実にランキングを上げていき今大会も本戦にダイレクトインで初出場を果たした。
迎えた1回戦、フィスは第1セットの第1ゲームでブレークを許し先行される。それでも、第2セットでは序盤から3ゲーム連取に成功したフィスがリードを守り1セットオールに追いつく。
第3セットは両者1度ずつブレークを奪い合い迎えた終盤の第12ゲームでフリークスポールがブレークに成功しフィスは再び追いかける展開となる。
第4セット、後がないフィスはゲームカウント3-3となったところで脚に痙攣を起こし倒れこんでしまう。ルール上チェンジコートのタイミングでしか治療を受けることが出来ないため、フィスはリターンゲームとなる次の第7ゲームをプレーせずに相手に与え3-4とし両脚の太もものマッサージを受けた。
治療後、状態が心配されたフィスだったが第8ゲームをキープすると第9ゲームでブレークに成功し勝負をファイナルセットに持ち込む。
フィスはこれが四大大会で自身初のフルセットマッチとなったものの、ファイナルセットではファーストサービス時に81パーセントの確率でポイントを獲得しブレークを許さず、自身は第11ゲームでブレークを奪うと、3時間58分の激闘を制し四大大会初勝利を挙げた。
勝利したフィスは2回戦で世界ランク61位の
M・アルナルディ(イタリア)と対戦する。アルナルディは1回戦で同87位の
J・クブラー(オーストラリア)が第2セット途中で棄権したため2回戦に駒を進めた。
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