１３日に開幕する男子テニスのW&Sオープン（アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000）ではＮ・ジョコビッチ（セルビア）がＣ・アルカラス（スペイン）から世界ランク１位奪還する可能性がある。男子プロテニス協会のATPが１２日に公式サイトで紹介した。

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世界ランク１位で２０歳のアルカラスは現在行われているナショナル・バンク・オープン（カナダ/トロント、ハード、ATP1000）に出場。初戦となった２回戦で世界ランク４１位のＢ・シェルトン（アメリカ）、３回戦で第１５シードのＨ・フルカチュ（ポーランド）を下し８強入り。しかし、準々決勝では初出場となった昨年大会と同様にＴ・ポール（アメリカ）に敗れ、ベスト４進出を逃した。

一方、世界ランク２位で３６歳のジョコビッチは先月行われたウィンブルドン（イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム）以降、公式戦は出場しておらずW&Sオープンが約１カ月ぶりとなる。また、ワクチン接種の問題でここ数年アメリカに入国することができなかったジョコビッチにとっては２０２１年の全米オープン（アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム）以来約２年ぶりのアメリカでの試合となる。

そのためジョコビッチが防衛するポイントはなし。今週のナショナル・バンク・オープンには昨年も今年も出場していないため、２０２３年８月７日付ATP世界ランキングでの８,７９５ポイントにW&Sオープンでの結果に応じたポイントが加算されるのみとなる。

一方、ナショナル・バンク・オープンで８強入りしたアルカラスは１７０ポイントを加算し次週の８月１４日付ATP世界ランキングでは９,３９５ポイントに。昨年のW&Sオープンでは８強入りしており、消滅する１８０ポイントを差し引いた９,１１５ポイントに今大会の結果のポイントが加わることとなる。

【W&Sオープン開始前のポイント】
アルカラス ９,１１５ポイント
ジョコビッチ ８,７９５ポイント

両選手３２０ポイント差で迎えるW&Sオープン。アルカラスは世界ランク１１１位のＪ・イズナー（アメリカ）と予選勝者のどちらかと、ジョコビッチは同３１位のＴ・Ｍ・エチェベリー（アルゼンチン）と同３７位のＡ・ダビドビッチ フォキナ（スペイン）の勝者と、初戦となる２回戦で顔を合わせる。

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