男子テニスのナショナル・バンク・オープン(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)は8日、シングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク141位の
G・ディアロ(カナダ)が同21位の
D・エヴァンス(イギリス)を7-6 (7-4), 7-5のストレートで破り、ツアー大会初白星を飾ると共に初戦突破を果たした。試合後には「今の気持ちは言葉では言い表せない」と明かした。
>>【動画】前週V撃破でツアー初白星、21歳ディアロが喜び爆発<<>>ダニエルvsラオニッチ 1ポイント速報<<>>アルカラス、ダニエル 太郎らナショナル・バンクOP組合せ<<2023年2月のダラス・オープン(アメリカ/ダラス、室内ハード、ATP250)でツアー本戦初出場を果たした21歳のディアロ。その後、ツアー3大会に出場するも全て初戦敗退となった。
前週のムバダラ・シティ・オープン(アメリカ/ワシントン、ハード、ATP500)でツアー2度目の優勝を飾ったエヴァンスと対戦した1回戦の第1セット、ディアロは第5ゲームでブレークポイントを凌ぐ。その後はサービスキープが続きタイブレークに突入。ディアロは3度目のセットポイントをものにし先行する。
続く第2セット、ディアロはファーストサービスが入ったときに78パーセントの確率でポイントを獲得。2度のブレークを許すもリターンゲームでは3度のブレークに成功し、1時間59分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにディアロのコメントを掲載し「今の気持ちは言葉では言い表せない。この地球上のすべての人に、僕が今感じていること、この幸せを感じてほしいね。でも、それは舞台裏での努力なしには得られないよ」と語った。
「トップ選手たちは僕とあまり対戦したことがないから、まだ僕のパターンをあまり知らない。フェリックス(オジェ アリアシム)はいつかそれを理解して、僕を煙に巻くだろうね。今の僕は未知数な部分もあるし、ここで失うものは何もない。とはいえ、自分のレベルは彼らとプレーするのに十分だと信じているよ」
勝利したディアロは2回戦で世界ランク18位の
A・デ ミノー(オーストラリア)と対戦する。デ ミノーは1回戦で第11シードの
C・ノリー(イギリス)を7-5, 6-4のストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第13シードの
A・ズベレフ(ドイツ)、世界ランク32位の
S・コルダ(アメリカ)、同40位の
A・マレー(イギリス)らが2回戦に駒を進めた。
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