男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は18日、シングルス準々決勝が行われ、第3シードの
D・メドベージェフが世界ランク101位の
Y・ハンフマン(ドイツ)を6-2, 6-2のストレートで破り、大会初のベスト4進出を果たした。
>>メドベージェフらBNLイタリア国際 組合せ・結果<<27歳のメドベージェフは2月のABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)、カタール・エクソンモービル・オープン(カタール/ドーハ、 ハード、ATP250)、ドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)と3週連続でツアーを制覇。3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)では準優勝となったものの、続くマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)では大会初優勝を飾り今季4勝目を挙げた。
クレーコートシーズンでは先月のロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)で8強入り。前週のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)では大会初の16強入りを決めている。
今大会、初戦の2回戦で世界ランク43位の
E・ルースブオリ(フィンランド)、3回戦で第31シードの
B・ミラリェス(スペイン)、4回戦で第19シードの
A・ズベレフ(ドイツ)を下し8強入りしたメドベージェフ。
この試合の第1セットでは第1ゲームでいきなりブレークに成功したものの、直後の第2ゲームでブレークバックを許す展開に。それでも、第3、第5ゲームでブレークに成功し、そのままリードを守って37分で先行する。
続く第2セットでも先にブレークに成功したメドベージェフは、第5ゲームで再びブレーク。直後の第6ゲームで反撃を許したものの、1時間20分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトでメドベージェフのコメントを紹介している。
「大会前に、練習でとても調子が良かったんだ。グランドスタンドからセンターコートへの移行は、簡単ではなかった。彼(ハンフマン)は僕よりも苦労していたし、勝って準決勝に進出できたことに満足しているよ」
「彼はアグレッシブにプレーしてくるからできるだけ多くのボールをコートに入れなければならないと思っていた。自分が主導権を握るポイントはあまりなく、彼が中心になってプレーすることになるからね」
「しかし、やるべきことは深くプレーして、彼のミスを誘うことだ。もしかしたら彼はベストな試合ができなかったかもしれないけど、それがテニスの現実。毎日最高の試合ができるわけではないし、彼の攻撃的なスタイルを無力化できたことに満足している」
勝利したメドベージェフは準決勝で第5シードの
S・チチパス(ギリシャ)と対戦する。チチパスは準々決勝で第15シードの
B・チョリッチ(クロアチア)をストレートで下しての勝ち上がり。
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