男子テニスのミレニアム・エストリル・オープン(ポルトガル/エストリル、レッドクレー、ATP250)は5日、シングルス2回戦が行われ、第1シードの
C・ルード(ノルウェー)がワイルドカード(主催者推薦)で出場する世界ランク147位の
J・ソウサ(ポルトガル)を4-6, 6-2, 6-2の逆転で破り、初戦突破を果たすと共に昨年9月のユジン韓国オープン(韓国/ソウル、ハード、ATP250)以来となるツアー大会ベスト8進出を決めた。
>>ティアフォーら ヒューストン組合せ<<初出場での優勝を狙う24歳のルードは今季、いまだマッチの連勝がなく、5勝6敗と負け越しており調子が上がっていない。前週のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)でも、初戦の2回戦で
D・シュワルツマン(アルゼンチン)を下したが、3回戦で
B・ファン・デ・ザンスフルプ(オランダ)に逆転負けを喫し敗退している。
上位4シードは1回戦免除のため初戦となったこの日の第1セット、世界ランク5位のルードは第4ゲームで先にブレークチャンスを掴むも活かせず。直後の第5ゲームでソウサにブレークを許し先行される。それでも続く第2セットでは第1ゲームから3ゲームを連取。終盤となる第8ゲームで2度目のブレークを奪い、セットカウント1-1に追いつく。
迎えたファイナルセット、ルードは5ゲームを連取しゲームカウント5-0と大きくリード。第7ゲームで1度のブレークバックを許したものの、第8ゲームで3度目のブレークに成功し、2時間15分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにルードのコメントを掲載し「今日は勝ててうれしいよ。第1セットを終えて、あまりいい印象はなかったけど、なんとか踏ん張って、どんどんいいプレーができるようになった。次の試合に向けていい兆候だと思うね」と語った。
勝利したルードは準々決勝で第5シードの
S・バエス(アルゼンチン)と対戦する。昨年大会の王者バエスは2回戦で世界ランク67位の
P・カチーン(アルゼンチン)を6-4, 7-6 (7-2)のストレートで下しての勝ち上がり。
初対戦となるバエスについてルードは「タフな戦いになるだろうね。僕たちは対戦したことがないんだ。彼は若い選手で、ここ数年、彼を見ることが多くなった。よく成長している素晴らしい選手で、昨年はここで初めてのタイトルを獲得した。彼は要注意選手であり、僕は最高の状態で挑む必要がある」と明かしている。
同日には第3シードの
A・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)と世界ランク96位の
M・チェッキナート(イタリア)が8強に駒を進めている。
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