男子テニスのドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)は4日、シングルス決勝が行われ、第2シードの
A・ルブレフは第3シードの
D・メドベージェフに2-6, 2-6のストレートで敗れ、昨年10月のヒホン・オープン(スペイン/ヒホン、ハード、ATP250)以来となるキャリア通算13度目の優勝とはならなかった。
>>メドベージェフが優勝、ドバイ選手権の組合せ・結果<<25歳で世界ランク6位のルブレフは1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)でベスト8進出。先月はABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)で初戦敗退となったものの、続くカタール・エクソンモービル・オープン(カタール/ドーハ、 ハード、ATP250)で8強入りしている。
昨年大会の覇者として出場した今大会では1回戦で世界ランク70位の
F・クライノビッチ(セルビア)、2回戦で同29位の
A・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)、準々決勝で同33位の
B・ファン・デ・ザンスフルプ(オランダ)、準決勝で第7シードの
A・ズベレフ(ドイツ)を下して決勝に駒を進めた。
この日の第1セット、第1ゲームでいきなりブレークを許したルブレフ。その後もブレークチャンスを握られると第7ゲームで2度目のブレークを許し、メドベージェフに先行される。
続く第2セット、ルブレフはファーストサービスが入ったときのポイント獲得率が60パーセントに留まる。試合を通じて1度もブレークチャンスを握ることができず、第4ゲームから5ゲームを連取され、1時間8分で力尽きた。
大会の公式サイトは今季初優勝を逃したルブレフのオンコートインタビューのコメントを掲載し「本当にありがとう!あんなに応援してもらったのは初めてだよ。本当に感謝しているし、来てくれた皆さん、応援してくれた皆さん、ありがとう。皆さんのおかげで、このスポーツは成長し、より有名になっているね」と語った。
「今週はいいプレーができたし、素晴らしい試合もできた。だけど今日はダニールに完敗したよ。3週連続の優勝、彼がどうやっているのか分からないけど、僕は彼を心から尊敬している。彼は本物のチャンピオンだよ」
一方、勝利したメドベージェフは先月のABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)とカタール・エクソンモービル・オープン(カタール/ドーハ、 ハード、ATP250)に続き3週連続のツアー優勝。通算18度目のタイトル獲得を果たした。
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