男子プロテニス協会のATP公式サイトは23日、世界ランク9位の
F・オジェ アリアシム(カナダ)がつづった「テニス」へのラブレターを掲載。自身のキャリアを振り返り「テニス」競技への感謝を述べている。
>>マレー、メドベージェフらカタールOP組合せ<<>>アルカラスらリオOP組合せ<<ATPの企画として、今回オジェ アリアシムは「テニス」へのラブレターを執筆。22歳ながらキャリアハイ6位を記録し、4つのツアータイトルを手にしている自身の成長と今後、そしてキャリアを振り返った思いをつづった。
オジェ アリアシムは19年前、3歳のころからテニスを始め、多くの困難を乗り越え世界ランクトップ10に定着。一時期はツアー決勝まで勝ち進むもなかなか優勝することができず、苦しい時間を過ごした。それでも昨年2月のABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)でツアー初制覇を達成すると、その後さらに3大会を制し、一気に世界ランクを上昇させた。
「親愛なるテニスよ、初めて君を紹介されたときのことを覚えている。3歳か4歳だった。本当に一目惚れだったよ。テニスラケットを持って、テニスコートに行ったのをいまだに覚えている」
「カナダのケベックで初めて試合をしたときのことを覚えている。僕はまだ6歳だった。実際に初めて試合をしに来て、そこに対戦相手がいる。それはとても特別なことだ」
「愛することが難しいときもある。愛と憎しみの関係のようなものだね。あなたは僕に、そしてすべてのプレーヤーに、より良くなるために常に自分を追い込み、負けを受け入れるよう試しているね。でも、2022年のロッテルダムでの優勝は、これまでのすべてが意味をなした瞬間だったと思う。すべてが『カチッ』とはまったんだ」
「あなたは、僕にさまざまなものを与えてくれた。素晴らしい価値観をたくさん教えてくれた。忍耐力、受容力、回復力。また、競争することの楽しさも教えてくれた。自分の内面を深く掘り下げ、改善する方法を見つけることの喜び。これらの価値観は、すべて学ぶべき大切なもの。人生で成長するにつれ、その多くを教えてくれたような気がするよ」
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