国内最大

総合テニス専門サイト「テニス365」

tennis365.net

HOMEニュースTOP今日のニュース(一覧)今日のニュース(詳細)

【2022引退選手⑤】元世界6位シモン

ジル・シモン
ロレックスパリMSでのシモン
画像提供: ゲッティイメージズ
男子プロテニス協会のATP公式サイトには今シーズンで現役を引退した選手を掲載されており、tennis365.netは来シーズン開始まで、今季引退を表明した選手を特集する。5人目は今年11月に37歳で現役を引退した元世界ランク6位のG・シモン(フランス)をピックアップ。

>>【動画】元世界6位シモンが引退、現役最後の1ポイント<<

>>【2022引退選手①】元世界5位ツォンガ<<

20年間にわたる現役生活に終止符を打ったシモンは183cm70kgとヨーロッパ出身のテニス選手として大きな体躯ではないなか、頭脳的なプレーで相手選手を徐々に苦しめていくテニスで翻弄。シングルス通算14個のタイトルを獲得し、マッチ504勝を記録した。

2007年のオープン13・プロヴァンス(フランス/マルセイユ、ハード)でツアー初優勝を飾ったシモンは同年のブカレストで2勝目を達成。その後2013年まで毎年ツアーでは1勝以上を上げ続け安定した成績を常に維持してきた。

キャリア最後の大会に選んだのは母国フランスのロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)。11月のシーズン終盤に組まれる同大会は、多くの選手のシーズン最後の大会として位置づけられている。

1回戦では元世界ランク1位のA・マレー(イギリス)を4-6, 7-5, 6-3の逆転で下すと、2回戦で当時世界ランク11位のT・フリッツ(アメリカ)に対し7-5, 5-7, 6-4のフルセットで撃破。母国ファンを魅了するテニスで16強入りを果たした。しかし、3回戦では好調だったF・オジェ アリアシム(カナダ)に1-6, 3-6で敗北。20年間のキャリアが終了しラケットを置いた。

シモンは引退後「テニス選手であることはとてもラッキーなこと。この姿は僕がいつもなりたかったもので、実際、長い間プロとして活動できた。好きなときに辞めることができるのも幸せなこと。(ロレックス・パリ・マスターズで)2回戦までいけたこともラッキーだし、3回戦までいけたのもラッキーなんだ」と話した。

また、マレーとの1回戦の前、プレッシャーはこれまで同じようなものだったと回答。キャリア最後の試合になるという独特な重圧は感じなかったと明かした。

「なぜなら、同じルーティンだから。試合に向けて準備することは僕が20年間やってきたことだからね」

「僕はもともとテニスが大好きで、とても興味深いものなんだ。とても面白いゲームだよ。いろいろなレベルで、いろいろなことができる。肉体的、技術的、精神的、すべてにおいてね。とても素晴らしいスポーツだし、明らかに最高のスポーツだよ。 テニス選手の中には『自分はテニスをやっているけど、他のことをやっていたほうが幸せだった』と言う人もいるけど、僕の場合は違うんだ」

「だから、僕はテニスに熱中し、テニスをより深く知ろうとするのだと思う。だからこそ、これほど長くテニスを続けてこられたんだよ」

シモンの象徴的な試合として、2016年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)での4回戦、N・ジョコビッチ(セルビア)戦があげられる。同大会でシモンは世界ランク15位として、V・ポスピシル(カナダ)F・デルボニス(アルゼンチン)らを下し16強入り。4回戦で当時1位のジョコビッチと相まみえた。

この試合、スコアとしては3-6, 7-6 (7-1), 4-6, 6-4, 3-6のフルセットで敗れたものの、シモンはジョコビッチのアンフォースドエラーを100本引き出し、4時間32分の激闘を繰り広げた。

「僕はテニスについてよく考えていて、言葉で説明しようとするんだ。他の多くのプレーヤーは、もっと何かを感じたり、感情を動かしたりしている。でも僕は、感情をコントロールするのが苦手なんだ。だから、多分僕の話し方や正確さが、そういう感じを与えているんだと思うよ」

最後にシモンはテニスという競技について魅力を語った。

「非常に完成されたスポーツで、成功を収めるために多くの要素をバランスよく備えていなければいけないのが好きだ。テニスにはさまざまなスキルを必要とする身体的な側面もあるけど、世界の大舞台で活躍するための鍵となる精神的な側面もある」

「精神面では、自分1人しかいないから大きなプレッシャーがかかる。チームスポーツではないんだ。いい気分の日もあれば、無敵だと感じる日もある。そしてあるときは地球上で最悪のアスリートになって何もできなくなってしまうんだよ」

「肉体的に優れたアスリートでなければならないし、技術的にもスキルが必要だし、精神的にも強くなければならない。相手と直接対決し、ランキングも毎週変わる。これが好きなんだ。上達したい、最高のテニスプレーヤーになりたいと思うのであれば、自分に正直にならなければならない。とても難しいスポーツだと感じているよ」




■関連ニュース

・【2022引退選手③】元世界3位デル=ポトロ
・【2022引退選手②】元世界5位アンダーソン
・【2022引退選手④】元世界18位のセッピ

■おすすめコンテンツ

・テニス体験レッスン受付中
・無料ドロー作成ツール
・世界ランキング
(2022年12月27日15時56分)

その他のニュース

11月21日

【告知】横浜慶應チャレンジャー2回戦 (20時33分)

伊藤あおい/齋藤咲良ペア 初戦突破 (19時58分)

ラファエル・ナダル 記録一覧 (18時41分)

あなたも日本テニス界を盛り上げる一員に! (17時02分)

残り3日でまだ1回戦 (15時41分)

クリロナら ナダル引退惜しむ (14時19分)

大坂なおみ カムバック賞の候補に (12時10分)

ドイツ快勝、カナダ下し4強入り (9時57分)

イタリア 11年ぶり5度目のV (8時34分)

11月20日

【20周年特別企画】総選挙!みんなで選ぼう!思い出の試合 (17時44分)

アルカラス「ラファは一人しかない」 (13時16分)

躍進スロバキア 米・豪・英下し決勝へ (12時21分)

ナダル引退「本当にありがとう」 (10時38分)

ナダル「一生懸命夢に向かえばそれが叶う」 (8時48分)

スペイン敗北 ナダルは引退へ (8時05分)

アルカラス 意地のストレート勝利 (5時12分)

ナダル撃破「本当に特別な試合」 (4時17分)

ナダル 引退大会で黒星も闘志 (3時15分)

【1ポイント速報】ナダル 引退大会でシングルス出場 (0時29分)

11月19日

伊藤あおい 快勝で初戦突破 (22時01分)

島袋将 ストレート負けで初戦敗退 (20時26分)

坂本怜 シード撃破「優勝が目標」 (19時14分)

フェデラー 引退ナダルに長文メッセージ (17時45分)

18歳の坂本怜 慶應チャレンジャー初戦突破 (15時15分)

【1ポイント速報】慶應チャレンジャー1回戦 (15時12分)

デ杯で引退も「他選手と同じように…」 (14時46分)

内山靖崇 2時間半超え熱戦の末初戦敗退 (13時52分)

TOPプロの熱戦を目の前で BLUE SIX HEAT JAPAN 2024 (11時54分)

望月慎太郎 快勝で初戦突破 (11時19分)

熱戦制した伊 2年連続決勝へ (9時48分)

ナダル「理想的な別れというものはない」 (8時32分)

【動画】ナダル 生涯のハイライト全て振り返る (0時00分)

11月18日

清水悠太 第4シード撃破し初戦突破 (20時55分)

今村昌倫 母校で5年ぶり初戦突破 (19時38分)

錦織圭 全豪OP本戦入りは微妙な状況 (18時52分)

「アシックスしか考えていない」世界ランク56位※、内島萌夏、全仏と全米で初戦突破(※2024年11月10日現在) (17時30分)

主審として30年以上 キャリアに終止符 (13時55分)

昨年Vに快勝 イギリス4強へ (12時17分)

ATP最終戦 2030年までイタリア開催 (10時44分)

ドイツ人ペアとして最終戦初V (9時25分)

準V『世界5位』に自信「前回と違う」 (7時57分)

38年ぶり快挙 シナーが偉業V (6時41分)

シナー 最終戦初V、全勝優勝の快挙 (5時32分)

【動画】引退が決まったナダルと抱き合うアルカラス (0時00分)

【動画】引退のナダル 国歌斉唱で感極まり思わず涙ぐむ (0時00分)

←ニューストップへ
←前のページに戻る


テニスの総合ポータルサイトテニス365
テニスのことならテニス365へ。テニスの総合ポータルサイトテニス365はテニス用品の通販やテニスニュースからテニスコート、テニススクールなどのテニス施設を探す方まで、便利なテニスの総合ポータルサイト、テニス情報の検索サイトです。プレイスタイルやテニス歴など、テニス用品を様々な角度から探すこともできます。テニスの総合ポータルサイトをお探しなら、テニスニュースやテニス施設の情報が豊富なテニスの総合ポータルサイトのテニス365をお使いください。テニスの総合ポータルサイトのテニス365であなたのテニスをもっと楽しく!