男子テニスのエキシビションマッチ ディルイーヤ・テニス・カップ(サウジアラビア/ディルイーヤ、ハード)は8日、シングルス準々決勝が行われ、世界ランク7位の
D・メドベージェフが同12位の
A・ズベレフ(ドイツ)を6-0, 6-4で破り、ベスト4進出を決めた。
同大会は2019年にサウジアラビアで初めて行われた男子プロテニスのエキシビションマッチで12選手が出場し、優勝者は100万ドル(約1億3900万円)を獲得する。
初日の8日にシングルス1回戦と準々決勝、9日にシングルス準決勝とシングルス敗退者によるダブルス準決勝、10日に単複の決勝が行われる。試合形式は1回戦が10ポイントタイブレークの3セットマッチ、準々決勝からはファイナルセットのみマッチタイブレークで行われる。
ズベレフは同日に行われた1回戦で、世界ランク105位の
D・ティーム(オーストリア)と対戦。全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で右足首を負傷して以来、約6ヶ月ぶりの復帰戦を10-8, 10-7で勝利し、準々決勝に進出した。
準々決勝から登場したメドベージェフはズベレフに対して第1セットをベーグルで奪い、ストレート勝ちをおさめた。
大会公式サイトにメドベージェフの試合後のコメントが掲載され、「第1セットよりも第2セットの方がいいプレーができたと感じている。でも、サーシャ(ズベレフ)も本当に良くなっていたね」と語った。
ふくらはぎを負傷していたメドベージェフは、怪我について「結果的に怪我はたいしたことなかったよ。思わず滑ってしまったんだ。膝がふくらはぎに当たって、サッカーのファウルのような感じだった。歩くと痛いけど、不思議と走るとずっと良い感じなんだ」とコメント。
「観客の声援が大好きで、明日が楽しみだよ。全豪オープンまでにはまだ何週間かあるのでもっと準備しなければならないけど、僕はここで勝ちたいと思っている」
メドベージェフは準決勝で世界ランク149位の
S・ワウリンカ(スイス)と対戦する。37歳のワウリンカは1回戦で同16位の
M・ベレッティーニ(イタリア)、準々決勝で同8位の
A・ルブレフを破り、ベスト4進出を果たした。
同日に行われたシングルス準々決勝の結果は以下の通り(ドロー順)。
ルブレフ vs. ワウリンカ, 7-6, 2-6, [6-10]
メドベージェフ vs. ズベレフ, 6-0, 6-4
S・チチパス(ギリシャ) vs.
C・ノリー(イギリス) , 4-6, 4-6
T・フリッツ(アメリカ) vs.
H・フルカチュ(ポーランド), 7-6, 7-5
準決勝は9日に行われる。
■関連ニュース
・ワウリンカがベスト4進出・ズベレフ復帰 ティームに勝利・ジョコビッチ Google検索で1位に■おすすめコンテンツ
・テニス体験レッスン受付中・無料ドロー作成ツール・世界ランキング