男子テニスのロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)は6日、シングルス決勝が行われ、世界ランク18位のH・ルーネが第6シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)を3-6, 6-3, 7-5の逆転で破り、今季ツアー3勝目とともにATP1000マスターズシリーズで初優勝を飾った。
>>ルーネ、ジョコビッチらパリマスターズ 組合せ・結果<<19歳のルーネは準決勝でツアー3週連続優勝を飾っている第8シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)を6-4, 6-2のストレートで破り、ATPマスターズ1000で初の決勝に進出。一方、同大会で2年連続7度目の優勝を狙うジョコビッチは、準決勝で第5シードの
S・チチパス(ギリシャ)を6-2, 3-6, 7-6 (7-4)のフルセットで破り、決勝に進出した。
両者は2度目の対戦で、前回は昨年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)1回戦で対戦し、ジョコビッチが6-1, 6-7(5-7), 6-2, 6-1で勝利している。
世界ランク1位の
C・アルカラス(スペイン)と同い年の19歳のルーネと35歳のジョコビッチの対決は、試合開始から第4ゲームでルーネが2本連続のダブルフォルトによりジョコビッチにブレークを許す。ジョコビッチはルーネの反撃を許さず、1度もブレークポイントを与えずに第1セットを36分で先取する。
第2セットの第1ゲーム、ルーネは0-40から3本ブレークポイントを凌いでキープすると、第2ゲームでブレークに成功する。両者互いにサービスゲームをキープして迎えた第9ゲーム、ルーネはサービングフォーザセットをラブゲームで決めて1セットオールとする。
ファイナルセット、第4ゲームでルーネのダブルフォルトによりジョコビッチが1ブレークアップとするも直後の第5ゲームでルーネがブレークバックに成功する。第5ゲーム終了時、ジョコビッチはトレーナーを呼び、左太腿のマッサージを受ける。
ルーネはゲームカウント5-5で迎えた第11ゲームで再びジョコビッチのサービスゲームを破り、粘るジョコビッチを振り切ってサービングフォーザマッチを決めて今季3度目の優勝を飾った。ルーネはこの優勝により7日に発表されるATP世界ランキングで10位に浮上し、自身初のトップ10入りを果たす。
次戦、ルーネは8日に開幕する21歳以下の最終戦 インテーザ・サンパオロ Next Gen ATPファイナルズ(イタリア/ミラノ、室内ハード)に出場予定。一方のジョコビッチは13日に開幕する最終戦NittoATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)に出場する。
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