男子テニスのロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)は3日、シングルス3回戦が行われ、世界ランク23位の
L・ムセッティ(イタリア)が第3シードの
C・ルード(ノルウェー)に4-6, 6-4, 6-4の逆転勝ちをおさめてベスト8進出を決めた。
>>アルカラス、ジョコビッチらパリマスターズ 組合せ・結果<<今年7月のハンブルグ・ヨーロピアンオープン(ドイツ/ハンブルグ、レッドクレー、ATP500)でツアー初優勝を果たした20歳のムセッティは、先月のテニス・ナポリ・カップ(イタリア/ナポリ、ハード、ATP250)では決勝で
M・ベレッティーニ(イタリア)を破ってツアー2勝目を飾っている。
ムセッティはパリ・マスターズには2年連続2度目の出場で、昨年は2回戦敗退。今大会は1回戦で第15シードの
M・チリッチ(クロアチア)を6-4, 6-4、2回戦で世界ランク106位の
N・バシラシヴィリ(ジョージア)を6-4, 6-2で破って3回戦に進出した。
一方のルードは準優勝を飾った全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)以降は、ユジン韓国オープン(韓国/ソウル、ハード、ATP250)準々決勝の
西岡良仁戦からマッチ3連敗で今大会に臨んだ。今大会は2回戦から登場し、世界ランク76位の
R・ガスケ(フランス)を6-1, 7-6(9-7)で破った。
この試合、第1セットを先取されたムセッティは第2セット、1ブレークずつ奪って迎えた第9ゲームで2度目のブレークを奪って1セットオールとする。迎えたファイナルセット、ムセッティは第5ゲームでブレークを奪い、ゲームカウント5-4で迎えたサービングフォーザマッチをラブゲームで締めて準々決勝進出を決めた。
ムセッティの試合後のコメントが男子プロテニス協会のATP公式サイトに掲載され、「とてもハッピーだよ」と語った。
「最後まで素晴らしい試合ができたと思う。彼から注目すべきショットがたくさんあった。彼は本当にいいプレーをしていたので、勝つためには自分のベストのテニスをしなければならなかった。ハードワークの積み重ねが自分を向上させ続けていることが本当にうれしい。この勝利は本当に誇らしいよ」
ムセッティは準々決勝で第6シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。昨年覇者のジョコビッチは3回戦で世界ランク19位の
K・ハチャノフを6-4, 6-1で破り、10度目のベスト8進出を決めている。
同日には、第1シードの
C・アルカラス(スペイン)、第5シードの
S・チチパス(ギリシャ)、第8シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)、第16シードの
F・ティアフォー(アメリカ)、世界ランク18位のH・ルーネ、同31位の
T・ポール(アメリカ)らが準々決勝へ駒を進めた。
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