日本テニスの頂点を争う大会、大正製薬リポビタン 全日本テニス選手権97th(東京/有明、ハード)は26日、男子シングルス3回戦が行われ、第2シードの
添田豪(GODAI)がワイルドカード(主催者推薦)で出場した
原﨑朝陽(ノアテニスアカデミー神戸垂水)を6-2,6-4のストレートで破り、2015年以来7年ぶり7度目のベスト8進出を果たした。
>>全日本 男子シングルス組合せ・結果<<>>全日本 女子シングルス組合せ・結果<<今大会で現役引退となる38歳の添田は2015年に同大会で準優勝して以来の出場。2008・2009年には優勝も飾っている。
18歳の原﨑との顔合わせとなったこの日、添田はストローク戦で原﨑を上回りストレート勝ち。第1セットは先にブレークを奪われながらも逆転でものにするなど勝負強さも発揮した。
試合後の会見で添田は「出だしこそブレークされましたけどすぐに自分のリズムを取り戻すことができて、昨日(2回戦)が1番緊張していたんですけど、課題というか感覚良く試合できたのかなと思います」とコメント。
また、2012年には自己最高の世界ランク47位を記録した添田。約20年間にわたるプロ生活のなかで、日本勢の躍進や変化、今後について思いを語った。
「先輩たちの背中を見て、トップ100に入ることの難しさっていうのを感じながらプロの世界に入って。その先輩たちがすごく強かったのを見て『こんなに強くてもなんで入れないんだろ』って思うくらい、それくらい難しい世界なんだなと思いました」
「そこで圭(錦織)が出てきてくれて、自分たちにショックを与えてくれて。ある意味1個ハードルが下がったっていうよりも『いかなきゃいけないんだ』っていう(トップ100が)目標じゃなくて通過点になったような気がして、そこで何かみんなの意識が変わって、そのなかで僕が1番、もしかしたら刺激を受けて、彼に負けられないっていう気持ちがあって。国内では僕が先に100位に入れたのかもしれないですね。そのあとみんな続いてくれて、今振り返ればみんな1年1年1日1日を100パーセントで戦ってくれたのではないかと思いますし、競い合って、ライバルとして戦ってこれたので。これからの選手も国内で、みんなで死に物狂いで頑張ってほしいなと思います」
添田は準々決勝では第12シードの
伊藤竜馬(橋本総業ホールディングス)と対戦する。伊藤は3回戦で第6シードの田沼諒太(橋本総業ホールディングス)をストレートで下しての勝ち上がり。
記者会見に臨んだ添田[画像:tennis365.net]
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