男子テニスのナショナル・バンク・オープン(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)は11日、シングルス3回戦が行われ、第6シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)が第9シードの
C・ノリー(イギリス)を6-3,6-4のストレートで破り、初のベスト8進出を果たした。
>>キリオス、オジェアリアシムらナショナル・バンクOPの組合せ<<前週のアビエルト・デ・テニス・ミフェル(メキシコ/ロスカボス、ハード、ATP250)準決勝でも対戦し、そのときはノリーにフルセットで敗れていた世界ランク9位のオジェ アリアシム。
この試合は地元の声援を背に受けながら15本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに92パーセントの高い確率でポイントを獲得。ノリーに対し1度もブレークチャンスを与えることのないプレーを披露した。
リターンゲームでは5本のダブルフォルトを犯すノリーを攻め立て5度のブレークチャンスを創出。そのうち2度ブレークに成功し、1時間12分で快勝した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトでオジェ アリアシムのコメントを紹介している。
「3年前に来たときよりも、一歩進んだ。モントリオールの人たちは本当に誇り高い人たちだ。僕たちは世界の中の小さなコミュニティなんだ。特にプロスポーツの世界では、お互いに支え合っている」
「ケベック州出身のアスリートが大きなことを成し遂げるのを見ると、人々はとても誇りに思う。その立場にあることを誇りに思う。観客は常に前を向き、あと1ポイント、あと1ポイントと勝ち進むようにと背中を押してくれた」
「今日は、自分ができる限りのことをやって、素晴らしいプレーができた。サーブもほぼ完璧だったし、自分のレベルには本当に満足しているよ」
22歳のオジェ アリアシムは準々決勝で第4シードの
C・ルード(ノルウェー)と対戦する。ルードは3回戦で第14シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)を逆転で下しての勝ち上がり。
同日には第8シードの
H・フルカチュ(ポーランド)、世界ランク34位の
T・ポール(アメリカ)、同37位の
N・キリオス(オーストラリア)、同39位の
D・エヴァンス(イギリス)らが8強へ駒を進めている。
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