男子テニスのハンブルグ・ヨーロピアンオープン(ドイツ/ハンブルグ、レッドクレー、ATP500)は19日、シングルス1回戦が行われ、第1シードの
C・アルカラス(スペイン)がワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク261位のN・クーン(ドイツ)を3-6, 6-1, 7-6 (7-3)の逆転で破り、初戦突破を決めた。
19歳のアルカラスは今季、3月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)と5月のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)を含む4大会でタイトルを獲得。直近では今月10日に幕を閉じたウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)に出場し、初の16強入りを果たしていた。
この試合の第1セット、第5ゲームで3度のブレークチャンスを活かせなかったアルカラスは直後の第6ゲームでブレークを許し先行される。それでも第2セットではファーストサービスが入ったときに80パーセントの確率でポイントを獲得。序盤で5ゲーム連取に成功しセットカウント1-1に追いつく。
迎えたファイナルセット、互いにサービスキープが続きタイブレークに突入。3度のミニブレークに成功したアルカラスが2時間26分の激闘を制した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにアルカラスのコメントを掲載し「タフだったよ。というのも、どの大会でも1回戦は厳しいからね。グラスコートから来たけど、その差はあまりにも大きかったよ。でも、2回戦に進出できて本当にうれしい。次のラウンドではもっと良くなると思うけど、勝てて本当にうれしいね」と語った。
「自分のプレーがうまくいっていないことは分かっていたので、第2セットで調子を上げる必要があると思っていた。第2セットに加えた変化には本当に満足しているよ」
勝利したアルカラスは2回戦で世界ランク43位の
F・クライノビッチ(セルビア)と対戦する。クライノビッチは1回戦で同32位の
S・バエス(アルゼンチン)を6-1, 4-6, 7-6 (8-6)のフルセットで下しての勝ち上がり。
同日には第4シードの
P・カレノ=ブスタ(スペイン)、世界ランク30位の
F・セルンドロ(アルゼンチン)、同37位の
A・カラツェフらが2回戦に駒を進めている。
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