男子テニスのリベマ・オープン(オランダ/ロスマーレン、芝、ATP250)は12日、シングルス決勝が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク205位の
T・ファン・ライトーフェン(オランダ)が第1シードの
D・メドベージェフを6-4, 6-1のストレートで破り、ツアー大会初優勝を果たした。試合後には「今週は何とも夢のような1週間だった」と振り返った。
2016年8月のウィンストン・セーラム・オープン(アメリカ/ウィンストン・セーラム、ハード、ATP250)以来 約6年ぶり2度目のツアー大会出場となったファン・ライトーフェン。今大会では1回戦で世界ランク432位の
M・エブデン(オーストラリア)、2回戦で第3シードの
T・フリッツ(アメリカ)、準々決勝で同66位の
H・ガストン(フランス)、準決勝で第2シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)を破り決勝に駒を進めた。
この試合の第1セット、第2ゲームで先にブレークに成功したファン・ライトーフェン。直後の第3ゲームでブレークバックを許したものの、第10ゲームで再びブレークを奪って先行する。続く第2セットではファーストサービスが入った時に93パーセントの高い確率でポイントを獲得。序盤で5ゲームを連取するとサービング・フォー・ザ・マッチとなった第7ゲームをラブゲームでキープし、1時間5分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにファン・ライトーフェンのコメントを掲載し「これは僕にとって初めてのことで、慣れるのに時間がかかりそうだよ。チームに感謝したいね。(観客の)皆さんに感謝する。皆さんの応援は本当にすごかった」と語った。
また、13日付の世界ランキングで1位に立つメドベージェフに対しては「大きな敬意を表したい。あなたは素晴らしい選手で何度もテレビで見ていたし、あなたと対戦することは夢のようだ。あなたと対戦することは素晴らしいことで、コートを共にできたことを光栄に思うし、あなたはもっと多くのタイトルを獲得することだろう。これからも何度もコートで会いましょう」と述べた。
一方、敗れたメドベージェフは大会初優勝と今季初タイトルを逃した。
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