テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は30日、男子シングルス4回戦が行われ、世界ランク40位のH・ルーネが第4シードの
S・チチパス(ギリシャ)を7-5, 3-6, 6-3, 6-4で破り、準々決勝進出を果たした。
>>ジョコビッチvsナダル 1ポイント速報<<>>全仏OP男子組合せ・結果<<グランドスラム通算3度目の出場のルーネは、今月のBMWオープン(ドイツ/ミュンヘン、レッドクレー、ATP250)でキャリア初優勝を飾った。今大会、1回戦で第14シードの
D・シャポバロフ(カナダ)を撃破。3回戦では世界ランク74位の
H・ガストン(フランス)を6-3, 6-3, 6-3のストレートで破っての勝ち上がり。
昨年準優勝のチチパスは今大会、1回戦で世界ランク57位の
L・ムセッティ(イタリア)を5-7, 4-6, 6-2, 6-3, 6-2の逆転で破り、3時間半超えの一戦を制して初戦を突破。続く2回戦も苦戦を強いられ、同134位のZ・コラージュ(チェコ)を6-3, 7-6(10-8),6-7(3-7),7-6(9-7)の4時間6分に及ぶ激戦の末に3回戦に進出。3回戦では同95位の
M・イメル(スウェーデン)を6-2, 6-2, 6-1のストレートで下して4年連続の4回戦進出を決めた。
初顔合わせとなったこの試合、ともに1ブレークずつ奪い合って迎えた第11ゲームでルーネが再びブレークに成功し、1時間3分で先取する。
第2セット、互いにサービスキープを続けると第8ゲームでチチパスがブレークを奪い、1セットオールとする。チチパスが主導権を握るかに見えたが、第3セットをルーネが1ブレークアップで奪う。
王手をかけたルーネは第4セット、第5、第7ゲームでチチパスのサービスゲームを破り、ゲームカウント5-2とする。勝利に近づいたルーネはチチパスにあっさり2ゲームを奪われるも、第10ゲームを勝利を掴んだ。
C・アルカラス(スペイン)とともに19歳で準々決勝に勝ち進んだルーネは、2019年の全仏オープンジュニアのチャンピオン。
勝利後のルーネのコメントが男子プロテニス協会のATP公式サイトに掲載され、「今は信じられない気持ちだ」と語った。
「最後はとても緊張したけれど、試合中は観客の皆がずっと声援を送ってくれていた。このコートでプレーできることに感謝し、とても幸せだ。(観客の)皆さんは素晴らしい」
「とても緊張したけど、同時にチチパスのような選手に対して自分が戦術から外れたら、確実に負けることも分かっている。タフな場面では、ただひたすら自分のプランでプレーするように自分に言い聞かせたんだ。結果的にとてもうまくいったし、大きな自信にもなった。まだここにいられることが本当に嬉しいよ」
「アグレッシブなプレーを心がけた。ステファノスは短いボールを取ると攻めてくるので、アグレッシブに、そして本当に速く、彼から時間を奪うようにプレーしなければならなかったんだ。ドロップショットは好きでプレーしていて楽しいし、とてもうまくいった」
ルーネは準々決勝で、第8シードの
C・ルード(ノルウェー)と対戦する。ルードは4回戦で第12シードの
H・フルカチュ(ポーランド)を下しての勝ち上がり。
準々決勝の対戦カードは以下の通り。
・
N・ジョコビッチ(セルビア)(1) vs
R・ナダル(スペイン)(5)
・
A・ズベレフ(ドイツ)(3) vs アルカラス(6)
・ルード(8) vs ルーネ
・
A・ルブレフ(7) vs
M・チリッチ(クロアチア)(20)
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