テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は28日、世界ランク40位の
A・コルネ(フランス)と同74位のジャン チンウェンによる女子シングルス3回戦が行われ、0-6, 0-3時点でコルネが負傷により途中棄権をした。主審から棄権することがアナウンスされた際に一部の観客からブーイングを浴びせられたことについて、コルネは自身のSNSを通じて「数人の愚か者」と不満を露わにした。
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土居美咲をストレートで破り、2回戦で第13シードの
J・オスタペンコ(ラトビア)をフルセットで下しての勝ち上がり。
一方、19歳のジャンは1回戦で世界ランク62位の
M・ザネブスカ(ベルギー)をストレートで下すと、2回戦で第19シードの
S・ハレプ(ルーマニア)を2-6, 6-2, 6-1のフルセットで破り、3回戦に進出した。
コルネは両足の太腿部にテーピングを施した状態で4回戦に臨むも、序盤から満足にフットワークができない状態が続く。
第1セットを0-6で失い、第2セットの第3ゲーム終了時にベンチに戻ると涙を抑える仕草を見せて、主審に途中棄権を申し出た。
主審からコルネの途中棄権が会場にアナウンスされると、自国開催にも関わらずコルネに対して観客からブーイングが浴びせられる。ブーイングは一度は止むも、コルネが退場する際には一部の観客から再び発せられた。
コルネは試合後、自身のTwitterを更新し、「ローランギャロスをこんな形で終わらせるのは辛い。あらゆる意味で。分かりきっていたことだけど、やってみたかった。私は間違っていたかもしれないけど、少なくとも自分の信念を貫いているわ。最後まで全力投球」と投稿。
続けて、ファンからの激励のメッセージに対して「皆さん、素敵な応援をありがとう。あなた達は、私をコートから追い出した、ブーイングをした数人の愚か者をほとんど忘れさせてくれるわ」とつづった。
勝利したジャンは、4回戦で第1シードの
I・シフィオンテク(ポーランド)と対戦する。
また同日に行われた3回戦では、第11シードの
J・ペグラ(アメリカ)、第20シードの
D・カサトキナ、第22シードの
M・キーズ(アメリカ)、第28シードの
C・ジョルジ(イタリア)、第29シードの
V・クデルメトバ、世界ランク63位の
I・C・ベグ(ルーマニア)が16強へ駒を進めた。
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