テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は22日、男子シングルス1回戦が行われ、第15シードの
D・シュワルツマン(アルゼンチン)が予選勝者で世界ランク227位の
A・クズネツォフを6-3, 1-6, 6-4, 6-2で下し、6年連続で2回戦に進出した。
>>全仏OP男子組合せ・結果<<>>全仏OP女子組合せ・結果<<全仏オープンに10年連続10回目の出場となったシュワルツマンは、過去1敗のクズネツォフに対し、第1セットは2度のブレークを奪い先制する。
第2セットに入るとキャリアハイ39位の実力者のクズネツォフが立ち上がりから5ゲームを連取。シュワルツマンは第6ゲームを10分を超える攻防の末にブレークするも、第7ゲームをキープできず、1セットオールとなる。
シュワルツマンはブレークの奪い合いとなった第3セットを制すと、第4セットは1度もブレークを許さず、自身は2度のブレークを決めて2時間41分で勝利した。
シュワルツマンの試合後のコメントが男子プロテニス協会のATP公式サイトに掲載され、ドローについて話題が及ぶと「ノール(ジョコビッチ)と次は対戦したいね。ラファではなくて」と笑顔で語った。
シュワルツマンは全仏オープンで2020年にベスト4、2018年と2021年にベスト8入りしているが、いずれも
R・ナダル(スペイン)に敗れている。
「ドローは見ていないので、誰が僕のパートにいるのか見当もつかないんだ。でもここには最高の選手がいるから、どの試合もとてもタフなものになる」
「ラファはドローの下のほうにいると思うから、ラファは(近くに)いないね。でも、よく分からないんだ。だから、彼が僕に近いかどうかは分からないんだ」
「 SNSが発達した今、ドローを見ないことはとても難しい。もし僕が見ないことにしたら、誰かが(SNSを通じて)ドローや2回戦、3回戦の相手をメッセージで送ってくるんだ」
「自分のドローが分かっていると、最初の試合が始まってさえいないのに別の試合のことを考えていたりする」
「もし僕が見なければならないなら、問題はない。僕は一歩一歩進むのが好きなんだ。グランドスラムでは、そうするのが好きなんだ。試合数が多いし、5セットマッチだ。もし1セットもプレーしていないのに次は誰だろうと考え始めたら、大変なことになってしまう。だから僕はそうするのが好きなんだ」
シュワルツマンは2回戦で、過去4戦4勝と相性の良い世界ランク87位の
J・ムナル(スペイン)と対戦する。
「ツアーでベストの選手たちを倒すには、多くのことを改善しなければならないんだ。2回戦のムナル戦で何が起こるか見てみよう。そして、次の試合を勝てば、また改善するチャンスがあるんだ』
同日に行われた1回戦には世界ランク105位の
ダニエル太郎が登場。ワイルドカード(主催者推薦)で出場しているG・ バレールに6-3, 2-6, 6-0, 3-6, 4-6のフルセットで敗れ、2017年以来5年ぶり3度目の初戦突破はならなかった。
またシード勢では、第3シードの
A・ズベレフ(ドイツ)、第6シードの
C・アルカラス(スペイン)、第9シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)、第18シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)、第21シードの
K・ハチャノフ、第23シードの
J・イズナー(アメリカ)、第26シードの
B・ファン・デ・ザンスフルプ(オランダ)が2回戦へ進出した。
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