男子テニス最終戦のNitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)は大会2日目の15日、シングルスの予選ラウンドロビン「グリーングループ」の第1戦が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第8シードの
C・ルード(ノルウェー)を7-6 (7-4),6-2のストレートで破り、初戦を白星で飾った。
>>Nitto ATPファイナルズ 組合せ<<Nitto ATPファイナルズは、年間の大会獲得ポイント「RACE TO TURIN」の上位8選手が出場するシーズン最後の大会。
4選手ずつグリーングループとレッドグループに分かれて3セットマッチによる総当り戦を行い、各グループの上位2名が決勝トーナメントに進出し優勝を争う。
第1セット、第1ゲームで転倒しブレークを許したジョコビッチだったが、第6ゲームでブレークバックに成功しタイブレークにもつれ込む。お互いに2つずつミニブレークすると、後半で4ポイント連取したジョコビッチが先行する。第2セットでは第1・第5ゲームでブレークに成功。サービスゲームでは1度もブレークチャンスを与えず、1時間30分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにジョコビッチにコメントを掲載し「第1ゲームの(ルードの)ブレークチャンスでの転倒から立ち直った。とてもおかしかった。フォアハンドがうまく入って、かなり余裕のあるボールだったのに滑って、ラケットを落としブレークされてしまった」と語った。
「ここの環境はかなり厳しい。ブレークを許すと、それを取り戻すのは難しい。でも、なんとか踏みとどまることができた。今日の試合運びには満足している」
ジョコビッチは今大会で2015年以来6年ぶり6度目のATPファイナルズ制覇を狙っている。一方、敗れたルードは大会初白星とはならなかった。
今大会、「グリーングループ」にはそのほかに第4シードの
S・チチパス(ギリシャ)と第5シードの
A・ルブレフがおり、第1戦ではA・ルブレフがS・チチパスにストレート勝ちを収めている。
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