男子テニスのロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)は6日、シングルス準決勝が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第7シードの
H・フルカチュ(ポーランド)を3-6,6-0,7-6 (7-5)の逆転で破って2019年以来2年ぶり7度目の決勝進出を果たし、同年以来2年ぶり6度目の制覇に王手をかけた。
>>ジョコビッチら パリ・マスターズ組み合わせ<<>>【YouTube】日本大学の全部員インタビュー、1部復帰 さらに王座優勝を目指す<<また、この勝利によって
P・サンプラス(アメリカ)氏を抜き史上最多7度目となる年間最終世界ランク1位を確定させた。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトで新記録を達成したジョコビッチのコメントを掲載し「すべての達成は特別なものだよ。僕は自分が非常に特別な立場にいるという事実を意識するようにしている。自分が現役であるうちは、自分だけでなくスポーツ界にとってのこれらの功績の大きさを理解するのは難しい」と語った。
「おそらく引退したら、もう少し振り返ってもっと感謝することができると思うよ」
「もちろん、今もとても感謝しているけど、現役選手である間は、次の課題が常に頭の中にある。常に次の課題、次の大会のことを考えているんだ。だから、成功を喜ぶ時間はあまりない。なぜなら、常に次のページを開かなければならないからだ」
「僕はすべての記録が自分自身を表していると思う。すべての記録はそれ自体で成り立っていると思う。僕はすべての記録と功績をとても大切にしている。歴史的に世界ランキング1位であることは、おそらく我々のスポーツにおける最も重要な功績だと思う」
「年末に1位でシーズンを終えるには、1年を通して全力で取り組み、一貫性を保ち、大きな大会で最高のテニスをすることが必要だ。そして今年はそれができている」
なおこの日、ジョコビッチは第1セットにフルカチュの放つ鋭いサービスに苦戦。5本のエースを決められるなどファーストサービスが入ったときに83パーセントの高い確率でポイントを獲得され、ブレークを奪うことができずに追いかける展開となる。
第2セットでは第2ゲームでこの日初めてのブレークに成功すると、ストローク戦でミスを重ねるフルカチュから3度ブレーク。自身のサービスゲームでは1度も挽回にチャンスを与えることなくセットカウント1-1に追いついた。
続くファイナルセットでは、第4ゲームでロングラリーを制し先にブレークしたジョコビッチだったが、第7ゲームでブレークバックを許す。ゲームカウント5-4で迎えた第10ゲームではドロップショットを放つなどフルカチュを揺さぶりマッチポイントを握るもののこれをしのがれる。それでもタイブレークを制し2時間17分の試合を制している。
決勝では第2シードの
D・メドベージェフと対戦する。メドベージェフは準決勝で第4シードのズブレフを6-2, 6-2のストレートで下して勝ち上がり。
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11/1(月)~11/7(日)
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