テニスのロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)は3日、シングルス2回戦が行われ、第8シードの
J・シナー(イタリア)は世界ランク35位の
C・アルカラス(スペイン)に6-7 (1-7), 5-7のストレートで敗れ、初戦黒星となった。
>>ジョコビッチら パリ・マスターズ組み合わせ<<上位8シードは1回戦免除のため、この日が初戦となったシナーは第1セットをタイブレークの末に落とす。続く第2セットでは10本のエラーを犯したアルカラスに対し、13本ものエラーを犯し、2時間7分の試合に敗れた。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトでシナーのコメントを掲載し「今日は僕の日ではなかったけど、もう少し試合ができることを願っていた。2019年のチャレンジャーツアーで対戦した時、すでに彼がトッププレーヤーになることはわかっていたよ。なぜなら、この種の選手は何か特別なものを持っていると感じたからね」と語った。
シナーがアルカラスに敗れたことによって、第7シードの
H・フルカチュ(ポーランド)がNitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)「RACE TO TURIN」(最終戦出場ランキング)で8位に浮上。
20歳のシナーは今季2月のグレート・オーシャン・ロード・オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、ATP250)、8月のシティ・オープン(アメリカ/ワシントンDC、ハード、ATP500)、10月のソフィア・オープン(ブルガリア/ソフィア、室内ハード、ATP250)とヨーロピアン・オープン(ベルギー/アントワープ、室内ハード、ATP250)で優勝を飾った。また、1日付けのATPランキングでは前回から順位を2つ上げて、自己最高9位に浮上している。
同日の2回戦では第4シードの
A・ズベレフ(ドイツ)、第10シードの
C・ノリー(イギリス)、第15シードの
G・モンフィス(フランス)、第16シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)らが3回戦へ駒を進めた。
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