男子テニスのエルステ・バンク・オープン（オーストリア/ウィーン、室内ハード、ATP500）は２９日、準々決勝が行われ、第７シードのＪ・シナー（イタリア）が第４シードのＣ・ルード（ノルウェー）を7-5, 6-1のストレートで破り、ベスト４進出を決めた。

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この日、２０歳のシナーは世界ランク８位のルード相手に１０本のサービスエースを決めて、ファーストサービスが入ったときに７６パーセントの確率でポイントを獲得。相手に５本のブレークチャンスを与えるも１本のブレークに凌ぎ、自身は１２本のブレークチャンスを握り、５本のブレークを決め、１時間３７分の試合を制した。

男子プロテニス協会のATP公式サイトには、勝利したシナーのコメントが掲載されている。

「明らかに、お互いに大きなプレッシャーがあった。感情的にも、試合ですべてをコントロールできたことに満足している。良い試合だったと言えるだろう」

「集中しなければならないし、頭の中には目標がある。もちろんプレッシャーはあるけれど、このスポーツでは精神面が重要で、僕はそれを正しい方法で行えていると思う」

「ATPの準決勝をまた戦えることを嬉しく思う。大きなイベントなので、明日もいいプレーができることを願っている」

勝利したシナーは、準決勝で世界ランク４９位のＦ・ティアフォー（アメリカ）と対戦する。ティアフォーは準々決勝で第８シードのＤ・シュワルツマン（アルゼンチン）に6-4, 7-6(7-6)のストレートで下しての勝ち上がり。

同日には、他の準々決勝も行われ、第２シードのＡ・ズベレフ（ドイツ）や世界ランク４２位のＣ・アルカラス（スペイン）がベスト４へ駒を進めている。

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