男子プロテニス協会のATP公式サイトは１６日、現在開催中のW&Sオープン（アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000）に第２シードとして出場する世界ランク３位のＳ・チチパス（ギリシャ）のインタビューを掲載。２３歳の誕生日を迎えた自身の心境と今後の目標などについて語っている。

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１２日に２３歳になったチチパスは、前週のナショナル・バンク・オープン（カナダ/トロント、ハード、ATP1000）でＲ・オペルカ（アメリカ）に屈し準決勝敗退。今週は世界ランク２位のＤ・メドベージェフに次ぐ第２シードとしてW&Sオープンに臨む。

今季、ツアー最多となる４５試合に勝利しているチチパスは８月９日付の世界ランクで自己最高となる３位を記録すると、その順位を保ちツアーに参加し続けている。

チチパスは３位という順位について「この数字はとても重要で、大きな意味を持っている。このようなエキサイティングな瞬間は、キャリアの中でもそう多くはない。僕はその数字が表示されるのを見て、圧倒された。最高の気分だったよ。自分がそこに到達するために費やしてきた努力に対して、自分自身に価値を与えてくれるんだ」とコメントした。

「この順位を維持するために、次の大会ではさらに上を目指したいと思うようになったし、今年の始めから目標はトップ３に入ることだった。今はその目標の第２段階として、トップ３に残ることがあげられる」

「ランキングには意味があるし、何か重要なことを意味している。次のステップは１位になることだと思うけど、それがいつか実現できることを願っている」

ツアー通算８度の優勝を果たしているチチパスは、世界ランクの目標を達成するためにまず必要なことを設定。それは目の前の試合に勝ち続けることだと語った。

「僕の最優先事項は、大会で良いプレーをすること。まず、僕はタイトルを狙っているわけではないんだ。たくさんのポイントを獲得できるような大会にしたい。僕は大きなポイントを狙っている。ポイントを狙ってはいるけど、より多く獲得できるのは準決勝以降だ。だからそこを狙っていきたいし、そのためには試合に勝ち続けないといけない。もし、世界ランク１位という目標に到達しても僕は試合に出続けるのをやめないだろう。そこから先は、今までやってきたことを続けていくつもりだよ」

W&Sオープンでは初戦の２回戦で世界ランク４５位のＳ・コルダ（アメリカ）と同５１位のＬ・ジェレ（セルビア）のどちらかと対戦する。

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