テニス国際殿堂のインターナショナル・テニス・ホール・オブ・フェイムは17日、セレモニーを行い、元世界ランク2位の
G・イバニセビッチ(クロアチア)がクロアチア人として初となる国際テニスの殿堂入りを果たした。
現在49歳のイバニセビッチは1988年にプロへ転向。1990年にツアー初タイトルを獲得すると、その後キャリアで22勝をあげた。
グランドスラムでは、2001年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)の予選1回戦で、元世界ランク150位のP・ルクサ(チェコ)に敗れるなど不調に陥る。しかし同年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)では、4度目の決勝の末に初優勝を飾った。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトでイバニセビッチのセレモニーでのコメントを掲載し「クロアチアは小さい国で、そこの人々は大きな心を持っている。僕らは信じることをやめない。僕のキャリアでは多くのアップダウンがあったけれど、信じることをやめなかった」と語った。
「そして今僕の人生で初めて、自分自身を誇りに思うということができる」
「ツアーにいた全ての選手が僕の人生のほとんどを無茶苦茶にしたよ。でもそのすべてが僕をいい選手にさせてくれて、彼らのおかげて僕は今日ここにいる」
「そして両親が僕のためにやってくれた全てのことに対して、感謝してもしきれない。もしもう一度人生をおくれるとしても、あなたたちを両親に選ぶよ。愛している。本当にありがとう」
イバニセビッチは2004年のウィンブルドン3回戦で元世界ランク1位の
L・ヒューイット(オーストラリア)に敗れた試合を最後に、プロ選手を引退。現在は世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)のコーチを務めている。
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