テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は3日、男子シングルス3回戦が行われ、第2シードの
D・メドベージェフが第32シードの
M・チリッチ(クロアチア)を6-7 (3-7),3-6,6-3,6-3,6-2のフルセットで破り、大会初のベスト16進出を果たした。試合後には「信じられない試合だった」と語っている。
>>フェデラーらウィンブルドン対戦表<<第1・第2セットを落とし崖っぷちに追い込まれたメドベージェフだったが、第3セットでは3度のブレークに成功しセットカウント1-2と反撃にでる。第4セットでは6本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに89パーセントの高い確率でポイントを獲得。チリッチにこの試合初めてブレークを許すことなくセットを取り、セットカウント2-2に追いついた。
ファイナルセットでは疲れのみえるチリッチをストローク戦で圧倒。1度ブレークされたものの、リターンゲームではそれを上回る3度のブレークを奪い3時間36分の激闘を制した。
メドベージェフにとって、グランドスラムで2セットダウンからの逆転勝利は自身初。試合後の会見では「信じられないような試合だった」と振り返った。
「テニスファンは、2セットダウンから5セットになるまでの戦いを見るのが好きだと思う。僕もテレビでテニスを見ているときはそう思うよ。0-2からの初めてのカムバック、本当にうれしい。マリン(チリッチ)は素晴らしい選手で、最初の2セットはほとんど僕をブレークしていたね」
四大大会初制覇を狙う25歳のメドベージェフは4回戦で第14シードの
H・フルカチュ(ポーランド)と対戦する。フルカチュは3回戦で世界ランク38位の
A・ブブリク(カザフスタン)をストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第6シードの
R・フェデラー(スイス)、第4シードの
A・ズベレフ(ドイツ)、第7シードの
M・ベレッティーニ(イタリア)、第16シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)、第23シードの
L・ソネゴ(イタリア)らが16強入りを果たした。
一方、敗れたチリッチは2017年以来4年ぶり7度目のベスト16進出とはならなかった。
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