テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は2日、男子シングルス2回戦が行われ、世界ランク49位の
錦織圭が第23シードの
K・ハチャノフを4-6,6-2,2-6,6-4,6-4のフルセットで破り、2019年以来2年ぶり7度目の3回戦進出を果たした。
>>錦織ら全仏OP対戦表<<>>錦織vsラクソネン 1ポイント速報<<両者は今年5月のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)1回戦でも対戦。そのときは錦織が逆転勝利をおさめていた。
強風の吹くこの日、序盤から激しいストロークの打ち合いとなるも第4ゲームではハチャノフの強烈なリターンに押されブレークを許す。その後はアンフォースドエラーを15本犯すなどミスを連発し第1セットを落とした。
第2セットでも互いに譲らないラリー戦が展開されるなかで錦織はドロップショットを放つなど徐々にリズムを整えていくと、第4ゲームで4ポイントを連取してこの試合初めてのブレークに成功。第8ゲームではそのリードを守り切った錦織がセットカウント1-1に追いついた。
第3セット、ミスが増えるハチャノフを攻め立てた錦織。しかし、第2ゲームで5度のブレークチャンスを決められずにいると、直後の第3ゲームでブレークを奪われる。その後第7ゲームでもブレークを許しセットカウント1-2と崖っぷちに追い込まれた。
第4セットに入っても強風の影響を受ける錦織。第3ゲームではハチャノフに強烈なバックハンドウィナーを決められ先にブレークを許す苦しい立ち上がりとなる。しかし、直後の第4ゲームでは2本のリターンエースを放つなどでブレークバックに成功。さらに第11ゲームでもブレークを奪いセットカウント2-2に追いつきファイナルセットに突入した。
風がおさまってきたファイナルセット。錦織はバックハンドのダウンザラインやサーブアンドボレーを決めるなどで主導権を握ると終盤の第10ゲームでブレークを奪い4時間のタフマッチを制した。
3回戦では予選から出場している世界ランク150位の
H ・ラクソネン(スイス)と対戦する。ラクソネンは2回戦で第11シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)を下しての勝ち上がり。
一方、敗れたハチャノフは5年連続5度目の3回戦に進出することはできなかった。
同日には第6シードの
A・ズベレフ(ドイツ)、第15シードの
C・ルード(ノルウェー)、第27シードの
F・フォニーニ(イタリア)らが3回戦へ駒を進めた。
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5/30(日)~6/13(日)
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