男子テニスのバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)は21日、シングルス2回戦が行われ、世界ランク39位の
錦織圭が第13シードの
C・ガリン(チリ)を7-6 (7-5),4-6,6-1のフルセットで破り、2019年以来2年ぶり8度目のベスト16進出を果たした。3回戦では第1シードの
R・ナダル(スペイン)と対戦する。
>>錦織vsナダル 1ポイント速報<<>>錦織らバルセロナOP対戦表<<2014・2015年の同大会を制している錦織はこの日、クレー巧者のガリンと序盤から激しくストロークを打ち合う展開に。第3ゲームでは錦織がドロップショットなどを駆使しリズムを崩すと、最後はガリンのショットがネットにかかり初のブレークに成功する。
しかし、直後の第4ゲームでブレークを許すと流れはガリンに傾き、第6ゲームで再びブレークを奪われる。それでも粘りを見せる錦織は、第7ゲームで鋭いリターンを放ちブレークバック。その後の第9ゲームでもブレークし突き放すが、サービング・フォー・ザ・セットとなった第10ゲームで追いつかれ、互いに3度ずつブレークを奪う激しいセットとなる。タイブレークではリターンエースを決めるなどで主導権を握った錦織が勝ち取り、第1セットを1時間14分で制した。
第2セットでもストローク戦となり、第5ゲームでガリンが先にブレーク。第1セットと同様に一進一退の攻防が続くが、錦織は最後までブレークバックすることができずにセットカウント1-1に追いつかれた。
ファイナルセット、疲労の見える両者だったが第2ゲームで錦織が先にブレークすると、その後もバックハンドのダウンザラインを決めるなど4ゲームを連取。流れを渡すことなく、昨年のハンブルグ・ヨーロピアン・オープン(ドイツ/ハンブルグ、レッド クレー、ATP500)で敗れて以来 約7カ月ぶり2度目の対戦となったガリンを下し、通算成績を1勝1敗とした。
8強入りがかかる3回戦では第1シードのナダルと顔を合わせる。両者は14度目の対戦でナダルの11勝2敗。直近では2019年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)準々決勝で、そのときはナダルがストレート勝ちをおさめた。
ナダルは2回戦で世界ランク111位の
I・イヴァシカをフルセットで下しての勝ち上がり。
同日には第2シードの
S・チチパス(ギリシャ)、第3シードの
A・ルブレフ、第6シードの
P・カレノ=ブスタ(スペイン)、第10シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)らが3回戦へ駒を進めた。
昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止になったため、今年が2年ぶりのバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル開催となっている。
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