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引退よぎった試合「もう終わり」

アンディ・マレー
コピル戦後のマレー
画像提供: ゲッティイメージズ
男子プロテニス協会のATP公式サイトは7日、2018年のシティ・オープン(アメリカ/ワシントンDC、ハード、ATP500)3回戦で行われたA・マレー(イギリス)vsM・コピル(ルーマニア)の一戦を特集した。

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当時31歳のマレーは同年の1月に股関節の手術を行い6月に復帰。しかし、思った通りの成績を残すことができずに7月のシティ・オープンを迎えていた。

マレーは1回戦でM・マクドナルド(アメリカ)、2回戦でK・エドモンド(イギリス)をそれぞれ逆転で破り3回戦に進出。832位にまで世界ランクを落としていたマレーは同93位のコピルと激突した。

この日、午前0時から始まった試合はコピルに20本のサービスエースを決められたものの、マレーが粘りのプレーを披露。最終的に3時間以上の試合時間を要し、6-7 (5-7), 6-3, 7-6 (7-4)の逆転でマレーが勝利してベスト8に進出した。試合後、マレーはコート横のベンチで涙を流す場面があった。

コピルは当時のマレー戦について「彼がまたツアーに戻ってきてくれてうれしいし、対戦できることは最高のよろこびだ。とても楽しいし、僕のベストを引き出してくれる。ロッカールームに戻ってからまた話しをしたけど、そのときもまだ泣いていたよ」と話していた。

しかし、同時にマレーの異変にも気づいてたと語った。

「彼の歩き方を見て、何かあると思ったけど、試合中の動き自体は良かったと思う。レベルが低かったとは言えない。それに彼は歴史に残るトップ4人のうちの1人だから、けがや、レベルが低いかもしれないということは考えていなかった。彼のレベルは、たとえ100パーセントではないにしても、非常に高いんだよ」

昨年公開されたマレーのドキュメンタリー映画の中で、コピルとの試合の数時間後にホテルの自室で撮影した場面が掲載されている。その部屋でマレーは「僕はこれでもう終わりだと感じている。本当に続けたいと思っているけど、身体は僕に『ノー』と言っているんだ」と語っていた。

シティ・オープン8強入りを果たしたマレーだったが、準々決勝のA・デ ミノー(オーストラリア)との一戦を前に棄権を表明。一足早く会場をあとにした。

その後、マレーは2019年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で現役を引退する意向を話したものの、同月行った手術から5カ月後、6月にダブルスで復帰。同年10月にはシングルスでツアー優勝を飾った。

現在は新型コロナウイルスの感染拡大により男子ツアーが中断しているものの、再開戦となる22日開幕のW&Sオープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、ATP1000)や、31日から開催予定の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)へのワイルドカード(主催者推薦)での出場が決まっている。

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